最終確認 資料9件
車パーツポルシェのエンジン型式は空冷フラット6とM96/M97で分かる|水冷への移行の見分け方
この記事でわかること
- ポルシェ911のエンジンは、空冷(1963〜1998年)と水冷(1996年〜)で大きく分かれます。 空冷最後の世代は993型、水冷最初の世代は、1996年に発売されたボクスター(1997年モデル)と996型(1997年)です。→空冷・M96/M97の早見表
- 水冷のM96/M97には、IMSベアリングという知られた不具合があります。 996型・997型のカレラ、ボクスター・ケイマンに搭載された一部のエンジンが対象で、ターボ・GT系(メツガー系の別設計)は対象外とされています。
- 型式コードは901から始まり、964・993・996・997と続きます。 商標の都合で「901」は「911」という車名になりましたが、エンジンや部品の型式には「901」の接頭辞が長く使われたとされています。→型式コードの読み方
このページは、ポルシェ車のエンジン型式を見分けるための入口です。部品が合うかどうかの判定、本物かどうかの判定はしません。
エンジン型式の早見表
空冷フラット6(1963〜1998年)と水冷のM96/M97(1996年〜)の年式・搭載車種・見分け方は、ポルシェのエンジン型式早見表にまとめています。
目次
エンジン番号・車体番号はどこに刻まれている?
空冷の旧いポルシェでは、車体番号(シャシーナンバー)はフロントトランク内のタンク上にあるクロスプレート(横梁)に打刻されています。ポルシェ博物館が1964年製の「901 No.57」を修復した際も、この車体番号の刻印が原車の裏付けになったと記録しています。
エンジン番号は、フラット6のクランクケースに打刻されています。独立した専門メディアも、911のエンジン番号がクランクケースに刻まれ、車体番号と組み合わせて「マッチングナンバー」かどうかを確かめる手がかりになると説明しています。ポルシェ・クラシック部門が再発行する当時のオーナーズマニュアルにも、型式プレートやエンジン番号の位置が図で示されているとされています。
型式コードの読み方(901・930・996などの車体コード)
ポルシェ911は、もともと「901」という名前で1963年のフランクフルトショーに出展されました。しかし、プジョーが「中央に0が入る3桁の車名」をフランスで商標として保有していたため、「911」に名前が変更されました。エンジンの部品番号には、その後も長く「901」の接頭辞が使われたとされています。
その後の世代は、930(ターボの型式)・964・993・996・997のように、3桁の社内の型式(タイプ)コードで呼び分けられます。930は特定のモデル(ターボ)を指す型式で、964・993・996・997は911の世代そのものを指す型式という違いがあります。空冷が終わる993から、水冷最初の996への切り替えでは、ヘッドライトの形(996は「フライドエッグ」とも呼ばれる形)も大きく変わりました。
英語で探すときの呼び名
海外の部品の出品や解説記事では、空冷フラット6を「air-cooled flat six」「901/930 engine」、水冷フラット6を「M96」「M97」、ターボ・GT系の別設計を「Mezger engine(メツガーエンジン)」と呼ぶことが多いとされています。これらの呼び名と年式コードを組み合わせると、英語の検索語を作りやすくなります。
| 日本語の呼び名 | 英語の検索語の例 | 備考 |
|---|---|---|
| 空冷フラット6(901〜M64) | Porsche air-cooled flat six | 901・930・964・993などの型式コードも併用される |
| 水冷フラット6(M96/M97) | Porsche M96 engine / Porsche M97 engine | 996型・997型・ボクスター・ケイマンに搭載 |
| ターボ・GT系(メツガー設計) | Porsche Mezger engine | IMSベアリングを持たない別設計 |
このカテゴリのページ
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
このブログについて