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鉄道模型ケーディーカプラー(Kadee)の種類は番号で読める|#148と#5の違い、KATOの16番に無加工で付く形式

HOの貨車の両端に付いた Kadee の連結器
写真:Will King2013(一部を切り出し)CC BY-SA 3.0元のページ
この記事でわかること
- 番号の末尾の数字で、シャンク(柄)の長さと上下の位置がおおむね分かります。 頭の大きさ(標準かScaleか)とばねの型(別体かWhiskerか)はシリーズで分かれます。#5・#9 などの例外があります。→番号は何を語る?
- 日本型(16番)の車両は、Kadee の適合表にほとんど載っていません。 KATO の16番は、KATO の直営店の商品ページに、#148・#158 が無加工で付く形式と、#5・#58 で加工が要る形式の一覧があります。→日本型の車両に付くか
- #148の2両分入りは国内の直営店で1,485円、1袋だけ輸入すると総額5,525〜6,568円でした。 25組・50組入りのバルク品なら、1組あたり約538〜710円で、国内の2両分入り(1組あたり約743円)をやや下回る試算です(2026年9月29日の観測)。→今、手に入る1袋はいくら?
この記事は、Kadee の番号を読み、国内と海外のどちらで買うかを選ぶための手引きです。車両に付くかどうかと、本物かどうかの判定はしません。
番号を決めて、海外の出品を探す
#148(標準の頭・Whisker)
2組入りと、25組・50組入りのバルク品が混ざる
出品者が「Kadee HO Scale #148 Magne-Matic Standard Head Metal Whisker Couplers (Two Pair)」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 148 whisker couplers#158(小さい頭・Whisker)
題の Scale が小さい頭の目印
出品者が「Kadee 158 SCALE HEAD Metal Whisker Medium Centerset Shank Coupler 2 Pair HO」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 158 scale whisker#148の25組入りバルク品
ギアボックスは付かない
出品者が「Kadee HO #148-25 Magne-Matic Metal #148 Couplers Bulk Pack 25 pair NEW」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 148-25 bulk pack高さのゲージ#206(絶縁)
#148と#158が1個ずつ入る
出品者が「Kadee 206 HO Scale Insulated Multi-Purpose Coupler Height Gauge」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 206 coupler height gauge
国内なら鉄道模型店・KATOの直営店・ヤフオク・メルカリでも探せます(比べ方は買い方の選び方)。
Kadee の連結器は番号がとても多いので、Kadee の表と KATO の直営店の一覧を読み比べてみました。番号の末尾の数字が分かると、形がおおむね読めるようになります。
目次
序 貨車の両端に垂れた針金から、何が分かる?
写真の連結器が何番かを確かめる手順をたどると、あなたが探している番号(#148・#5 など)の形も、番号の数字から読めるようになります。写真は、N&W(Norfolk and Western)と書かれたホッパー車の HO の模型で、撮影者は「Kadee coupler, HO scale.」とだけ説明を付けています。両端から下に垂れた針金は、線路の磁石で引いて連結を外すための解放ピン(トリップピン)です。磁石で開き、遅れて解放もできるこの仕組み(Magne-Matic)は、1956年に定番の No.5 と一緒に開発された、と Kadee は書いています。ただし、写真からは番号までは分かりません。なぜ番号がこれほど多いのかは第1章で、番号の数字の読み方は第2章で、今いくらで買えるかは第5章で書きます。
Kadeeはどんな連結器? 会社と番号の履歴書
Kadee は米国オレゴン州のメーカーで、HOn3 から G までの縮尺の、磁石で開くナックルカプラー(Magne-Matic)を作っています。
このブログは Kadee・KATO・天賞堂とは関係のない、非公式のブログです。どの車両に付くかの判定はしません。Kadee の公式サイトは私の確認の手段では直接開けないため、Internet Archive の保存版で読み、出典に保存した日を書いています。
どんな会社が作っている?
作っているのは米国オレゴン州の Kadee Quality Products Co. で、ダイカストから箱まで、部品の多くを社内で作っています。
| 項目 | 内容 | 確度 |
|---|---|---|
| 社名 | Kadee Quality Products Co.。双子の兄弟 Dale・Keith Edwards の頭文字(K と D)から | 確定 |
| 所在地 | 米国オレゴン州 White City | 確定 |
| 作り方 | ダイカスト・射出成形・金型・ばね・箱まで社内で作る(ねじなど一部は米国の業者から買う)、と2025年4月に説明 | 確定(会社の説明) |
| 扱う縮尺 | HOn3 から G まで。Z と N は1990年に分かれた Micro-Trains の担当 | 確定 |
| 仕組みの名前 | Magne-Matic(磁石で開き、遅れて解放できる) | 確定 |
HOにはどんな番号がある?(主な番号の一覧)
HO の主な番号は、ばねが別体の#5・#58、Whisker の#140台・#150台、絶縁の#20台・#30台、欧州型用の#17〜#20・#51〜#54、高さのゲージ#205・#206 の5つのまとまりです。シャンクの長さの値は Kadee の表の値で、mm は私の換算です。
| 番号 | 頭 | 中心に戻すばね | シャンク | 素材 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| #5(No.5) | 標準 | 別体 | Medium Centerset(0.28125インチ、約7.1mm) | 全金属 | 1956年に作られた定番 |
| #58 | 小さい(Scale) | 別体 | Medium Centerset | 全金属 | #158 の元になった型 |
| #148 | 標準 | Whisker(一体) | Medium Centerset | 全金属 | 「#5 の Whisker 版」。#242ギアボックス付き |
| #158 | 小さい(Scale) | Whisker | Medium Centerset | 金属のシャンクとナックル | 「#58 の Whisker 版」。ナックルばねは#625 |
| #153 | 小さい(Scale) | Whisker | Short Centerset(0.25インチ、約6.4mm) | 全金属 | 短い型 |
| #146・#156 | 標準・小さい | Whisker | Long Centerset(0.3906インチ、約9.9mm) | 全金属 | 急なカーブ向けの長い型 |
| #20台・#30台 | — | 別体 | 番号の末尾で9種 | プラの絶縁シャンク+金属ナックル | 金属の床に付けるとき向き(推論) |
| #17〜#20 | — | NEM 362 の差し込み | 長さ4種 | — | 欧州型の NEM 362 のポケット用 |
| #51〜#54 | 標準(#51) | NEM 363 の差し込み | 長さ4種。#51 は 7.11mm | 金属ナックル、プラのシャンク | 高さを上下に動かせる型 |
| #205 | — | — | — | 金属(絶縁なし) | 高さのゲージ。#5・#58 が1個ずつ入る |
| #206 | — | — | — | 絶縁 | 高さのゲージ。#148・#158 が1個ずつ入る |
- 「全金属」は、Kadee の表が #5・#9・#58 と Whisker の型すべてをそう書いているものです。#20台・#30台は、シャンクがプラスチックで絶縁されています。
- Whisker は、中心に戻すばねをカプラーと一体にした型です。Kadee は2005年に出したとしています。
- N 用は、今は Kadee ではなく Micro-Trains の製品です。国内のオークションには「Kadee Micro-Trains」と書いた N 用の古い袋(#1025 など)も出ていました。
第1章 なぜ番号がこんなに多い? 1946年の試作から2026年まで
番号が多いのは、同じナックルを、シャンクの長さ・頭の大きさ・ばねの型などで作り分けているからでした。1946年の試作から順に、Kadee の説明をたどってみます。
番号が多いのは、同じナックルを、シャンクの長さと上下の位置(9種)、頭の大きさ(標準・Scale)、ばねの型(別体・Whisker)、絶縁の有無、欧州型の差し込み口(NEM)用と作り分けているからです。作り分けは1956年の No.5 に始まり、2005年に Whisker が加わりました。始まりは、1940年に双子の兄弟が HO の分岐器のキットで興した会社でした。
1946年、兄弟は「K」シリーズのナックルカプラーを試作します。見た目も動きも実物のような初めての模型の連結器だった、と Kadee は説明しています(「初めて」は会社の説明)。10年後の1956年、オレゴン州メドフォードに移った会社は、定番になる No.5 と、Magne-Matic の遅延解放を開発しました。

Kadee の連結器を横から見たところ。下に垂れた針金(解放ピン)を磁石で引いて連結を外す
写真:Will King2013CC BY-SA 3.0元のページ
上の写真は、帯の写真と同じ撮影者が、同じ「Kadee coupler, HO scale.」の説明で載せた、連結器を横から見た1枚です。Magne-Matic では、線路の磁石の上で解放ピンが引かれてナックルが開き、遅れて解放することもできます。磁石の上でうまく開かないときは、解放ピンを曲げるのではなく、まず高さのゲージで取り付けの高さを確かめるよう、Kadee は案内しています。磁石を線路の上ではなく、レイアウトの板の下に置いて解放を試した写真もあります(英国型の00ゲージの客車。1件の報告)。

Kadee の連結器でつないだ英国型(00ゲージ)の客車。線路の下の磁石で連結を外す試験
写真:James E. PettsCC BY-SA 2.0元のページ
その後の番号の増え方は、年表のとおりです。1990年に Z・N の担当が Micro-Trains として分かれ、2005年に中心に戻すばねを一体にした Whisker が出ました。2025年には、Kadee 自身の新しい貨車が小さい頭の#158 を付けて出荷されています。
| 年 | 出来事 | 確度 |
|---|---|---|
| 1940年 | Dale・Keith Edwards の兄弟が HO の分岐器のキットで創業。陸軍航空隊での兵役のあいだは中断 | 確定 |
| 1946年 | 「K」シリーズの試作のナックルカプラー。見た目も動きも実物のような初めての模型の連結器、と Kadee は説明 | 確定(「初めて」は会社の説明) |
| 1956年 | オレゴン州メドフォードに移り、No.5 と Magne-Matic の遅延解放を開発 | 確定 |
| 1990年 | Kadee(HOn3〜G)と Micro-Trains(Z〜N)の2社に分かれる | 確定 |
| 1997年 | 最初の貨車(PS-1)を出す | 確定 |
| 2005年 | Whisker の金属カプラーを出す | 確定 |
| 2023年7月 | KATO が#5・#58・#148・#158・#451 の8月の再入荷分の先行受注(#205 は通常の受注) | 確定 |
| 2024年12月〜2025年2月 | #148 の2組入りの米国の値段が 5.99ドルから 7.49ドルに | 確定(保存版の比較) |
| 2025年 | NEM 363 用の#51 の商品ページが2025年3月以降の保存版に見える(発売の時期は確かめられていない)。自社の新しい貨車に#158 を付けて出す | 確定(#51 の時期は保存版の日付) |
| 2026年3月 | 公式ブログで、ナックル以外の連結器は作っていないこと、他社の似た形のナックルとの違いを説明 | 確定 |
日本の持ち主の記録にも、番号の移り変わりが残っています。2012年の鉄道模型の会のブログでは、会員の1人が、長く#6・#8 を使い、2007年ごろに#23・#28 を勧められ、2012年には店で「今は#146・#148 が主流」と説明された、と書いています(報告)。1990年代の個人サイトは、KATO の初期の車両には#5・#8 などの指定があったとしています(報告)。今もヤフオクには#6・#8・#16 などの古い番号の袋が出ています。
では、#148 の「148」、#5 の「5」は何を表すのでしょうか。写真の貨車の連結器は何番なのか。第2章で番号を分解します。
第2章 番号は何を語る? 末尾の数字と百の位で形を読む
#148 の「148」は何を表すのか。Kadee のシャンクの表と番号を突き合わせてみると、末尾の数字でシャンクの長さと位置がおおむね読めました。
番号の末尾でシャンクの長さと上下の位置が、百の位とシリーズで頭の大きさとばねの型が、おおむね分かります(#5・#9 などの例外あり)。
写真の貨車の連結器は、何番?

HOの貨車の両端に付いた Kadee の連結器(赤い丸は撮影者の書き込み)
写真:Will King2013CC BY-SA 3.0元のページ
写真だけでは番号は決められません。撮影者の説明は「Kadee coupler, HO scale.」だけで、番号は書かれていません。Kadee の番号は、次の3つの組み合わせで決まります。
- シャンクの長さと上下の位置: 番号の末尾の数字で分かる(下の1)
- 頭の大きさ: 標準か、小さい Scale か(下の2)
- 中心に戻すばねの型: 別体か、一体の Whisker か(下の2)
あなたが手元の車両に付ける番号も、この順で絞れます。最後に、高さをゲージで確かめます(下の4)。
1. 末尾の数字で何が分かる? シャンクの長さと上下の位置
末尾の数字は、シャンクの長さ3つ(Long・Medium・Short)と、頭の位置3つ(上がる・中心・下がる)を組み合わせた9種を表します。Kadee のシャンクの種類の表を並べ直すと、次のとおりです。
| 末尾 | 略号 | シャンク | 頭の高さ | 番号の例 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | LU | Long Underset | 約 0.050インチ(約1.3mm)上がる | #21・#31・#141 |
| 6 | LC | Long Centerset | 中心 | #26・#36・#146・#156 |
| 9 | LO | Long Overset | 約 0.050インチ下がる | #29・#39・#149 |
| 7 | MU | Medium Underset | 上がる | #27・#37・#147 |
| 8(ほかに 5・9・58 など) | MC | Medium Centerset | 中心 | #5・#9・#28・#38・#58・#118・#119・#148・#158 |
| 2 | MO | Medium Overset | 下がる | #22・#32・#142 |
| 4 | SU | Short Underset | 上がる | #24・#34・#144 |
| 3 | SC | Short Centerset | 中心 | #23・#33・#143・#153 |
| 5(#x5) | SO | Short Overset | 下がる | #25・#35・#145 |
- 長さは Long が 0.3906インチ、Medium が 0.28125インチ(9/32)、Short が 0.25インチです。#158 の仕様の欄は、長さを「取り付け穴の中心から頭の後ろまで」と定めています。
- 表の番号は、どれも互いのギアボックスに入る、と Kadee は書いています。例外は、30台用の#233 ギアボックスが Whisker に使えないことで、Whisker 用の相当品は#252 です。
- 日本語の資料には、この表と合わない説明もあります。食い違いは第3章にまとめました。
2. 百の位とシリーズで何が分かる? 頭とばね
頭が標準か小さい(Scale)か、ばねが別体か Whisker かが分かります。#140台は標準の頭の Whisker、#150台は Scale の頭の Whisker です。
| まとまり | 頭 | ばね | 例 |
|---|---|---|---|
| 1桁・#58 | 標準(#5)・Scale(#58) | 別体 | #5・#58 |
| #20台・#30台 | — | 別体。シャンクは絶縁 | #27・#33・#34 |
| #140台 | 標準 | Whisker | #143・#146・#148 |
| #150台 | Scale | Whisker | #153・#156・#158 |
3. #148と#158、どちらを選ぶ?
連結の確実さを取るなら標準の頭の#148、見た目を取るなら小さい頭の#158、と米国のフォーラムの1スレッドでは分かれました(報告)。
| 項目 | #148 | #158 |
|---|---|---|
| 頭の大きさ | 標準 | 小さい(Scale) |
| ナックルばね | #622 | #625 |
| Kadee の位置づけ | 「#5 の座を奪った」後継 | 実物に近い見た目の型 |
| 米国のフォーラムの1スレッドの評価(報告) | 連結に要る力が小さく、線路の乱れに強い | 見た目が大きすぎない |
| Kadee の案内・採用 | 他社の工場付けの似た形のナックルは、95%が#148 でそのまま置き換えられる、と説明 | 2025年の自社の新しい貨車に採用 |
- 米国のフォーラムの2019年のスレッドでは、両方を混ぜても動くが、揃えたほうが動きが安定する、という意見が出ていました(報告。1スレッドだけの話です)。
- 日本の模型メーカーの公式アカウントは、2026年8月の X の投稿で、KD カプラーとの互換について、標準の頭とはかかりがやや弱いかもしれないが、Scale の頭ならほぼ問題なく連結すると思う、と書いています(報告)。他社の連結器と組み合わせるときは、頭の大きさが結果を分けることがあります(推論)。
- 「#158 は#148 よりシャンクが短い」という説明を見かけたら、第3章を読んでください。Kadee の表では、どちらも同じ長さです。
4. 高さはどう合わせる? NMRA の規格と Kadee のゲージ
HO の高さの基準は、レールの頭からナックルの中心まで9.93mmで、Kadee のゲージ#205・#206 で合わせます。

Kadee の高さゲージで連結器の高さを確かめるところ(7mmスケール用のゲージ)
ゲージは線路に置いて、連結器の高さ・トリップピンの高さ・解放用の磁石の高さ・線路のゲージを確かめる道具です。写真は英国の7mmスケール(O ゲージ)の線路に置いた Kadee のゲージで、HO の#205・#206 とは別の品です。
| 規格・資料 | 値 | 確度 |
|---|---|---|
| NMRA S-2(HO、1:87.1) | レールの頭からナックルの中心まで 0.391インチ/9.93mm、許容 ±0.017インチ/0.43mm | 確定 |
| NMRA S-2(OO、1:76.2) | 0.453インチ/11.50mm | 確定 |
| #158 の仕様 | Centerline 25/64インチ、Mounting Height 29/64インチ、トリップピン 1/32インチ | 確定 |
| #51 の仕様 | 中心の高さ 9.9mm | 確定 |
- #158 の仕様の「Centerline」の 25/64インチ(約9.92mm)は、NMRA の 0.391インチとほぼ同じ値です。「Mounting Height」の 29/64インチは別の欄で、ナックルの中心の高さではありません(数値の比較は推論)。
- NMRA S-2 の表には、日本の16番(1/80、16.5mm)の行はありません。16番の車両どうしを Kadee でつなぐ場合も、同じゲージで揃えることになります(推論)。
- 欧州の OO の車両でも、NEM 用の Kadee は HO の高さで付け、#206 で確かめる、と Kadee は案内しています。
#205と#206の違い
違いは、本体が絶縁かどうかと、入っているカプラー(#5・#58 か、#148・#158 か)です。
| 項目 | #205 | #206 |
|---|---|---|
| 本体 | 金属。絶縁されていないので、電気を切った線路で使う | 絶縁 |
| 入っているカプラー | #5 と#58 | #148 と#158 |
| 役割 | 高さ・トリップピン・解放用の磁石の高さ・線路のゲージの4つ | 同じ4つに、車体の取り付け高さを足した5つ |
| 国内 | KATO の直営店で扱い | — |
- Kadee は2023年のブログで、ほかの車両をゲージ代わりにしない、トリップピンを曲げる必要があるなら取り付けが間違っている、と書いています。2025年の適合表のページは、高さの確認に#206 を案内しています。
5. 日本型(16番)の車両に付くか、どこで調べる?
KATO の16番なら、KATO の直営店の商品ページで調べられます。Kadee の適合表には、日本型の車両はほとんど載っていません。
メーカーの表に載っていること
| メーカー | 表の中身 |
|---|---|
| KATO | 米国型の機関車・貨車・客車だけ。工場付けのナックルの車両は#148・#5 か、Medium Centerset のどれか。スーパーライナーなどの客車は#451 |
| 天賞堂 | 「全車両:#148・#5・Medium Centerset のどれか」の1行 |
| KATO(KATO 自身の商品ページ) | #148・#158 は、C56・D51(テンダー側だけ)、EF65・EF510・DD51・DE10(頭だけ使う)、ヨ8000・ワム80000・タキ43000・コキ104 などの貨車(頭だけ使う)に無加工で付く。#5・#58 は、キハ58系でポケットの加工、EF58・165系・12系・スハ43系・オハ35系でポケットとギアボックスの加工が要る |
| TOMIX | 私が確かめた範囲では、Kadee の表に見当たらない |
- Kadee の表には、「1両の見本に基づくため、生産の中の違いで別の番号や加工が要ることがある」と注があります。
- KATO は2023年の注文書で、自社の HO の車両にはそのまま、または簡単な加工で付けられるとし、適合と付け方はカタログ(2023年版)に載せているとしています。私はそのカタログの表を確かめていません。上の KATO の行は、直営店の商品ページの一覧を読んだものです。
持ち主の報告(日本型)
持ち主の報告は、スカートや床・ねじに当たる所を削る・曲げる工夫が中心です。
| 時期 | 車両 | 番号と工夫 | 確度 |
|---|---|---|---|
| 1998年ごろ | KATO の EF58・12系など | EF58・12系・スハ43系などは#5。DD51 はスカートに当たるので#27、20系は#34・#35 | 報告 |
| 2012年 | 天賞堂のスハ44系(プラ) | #153 が勧められている、というコメント。気動車には Scale の頭 | 報告 |
| 2020年 | KATO・TOMIX の16番の機関車・貨車・客車 | #148・#158 で交換できたとする。頭が下がりやすいので、取り付け穴の首を少し上に曲げるとよいようだ、と書く。初期の KATO の20系・DD51 は箱の取り付けで削った | 報告 |
| 2023年3月 | 14系・24系の客車と貨車 | KATO と TOMIX で付け方が違うが交換はできた | 報告 |
| 2023年8月 | カツミの EF65 | 車体の裏のリブでカプラーが傾いてスカートに当たるので削った。ねじは長すぎると車体に当たるので8mmほどがよい、と書く | 報告 |
- KATO のキハ58系から使われた伸縮するカプラーの車両では、ポケットが首を振るため#5 だと出すぎる、という1990年代の報告もあります(報告)。
- 上の表は取り付けの例で、同じ形式でも製品の時期で違うことがあります。このブログでは適合の判定をしません。
入れ替えられる番号は? NEM用・バルク品・互換品との違い
#148 は#5・#58・#158 などと入れ替えられる、と Kadee は説明しています。
- #148 は、#5・#28・#58・#118・#119・#158 と、多くのメーカーの Medium Centerset のナックルと入れ替えられる、と Kadee は説明しています。#38 の代わりには、#148 を#252 ギアボックスに入れます。
- 同じ説明で、#148 は多くの Bachmann の On30 のカプラーの置き換えにもなる、としています。NMRA も On30 は HO のカプラーを使うとしています。
- これはメーカーの説明で、手元の車両に合うことの保証ではありません。車両側のギアボックスや床の高さは車両ごとに違います。
欧州型(NEM)の車両にはどれを使う?
NEM 362 のポケットには#17〜#20、NEM 363 の受けには#51〜#54 を使います。
| 番号 | 差し込む先 | 特徴 |
|---|---|---|
| #17〜#20 | NEM 362 のポケット | 長さ4種 |
| #51〜#54 | NEM 363 の受け。付属のアダプターで NEM 362 のポケットにも、ねじ留めでも付く | 差し込みの溝の中で高さを上下に動かせる |
- NEM 362 は、交換できる連結器の頭を差し込むポケットの MOROP の規格です。最近の欧州型の完成品は、ほとんどが NEM のカプラーで出荷されている、と Kadee は書いています。
バルク品や古い番号は、今のどの番号に当たる?
25組・50組のバルク品は#148-25・#148-50・#158-25 で、古い#14 は#148-25 に置き換わっています。
| 今の番号 | 中身 | 以前の番号・近い品 |
|---|---|---|
| #148-25・#148-50 | #148 の25組・50組。ギアボックスは付かない | #14 は#148-25 に置き換えた、と Kadee が明記。#140 は50組(2011年のブログ) |
| #158-25 | #158 の25組 | #150(2011年のブログ・米国の出品の題) |
| #10・#11 | #10 は#5 の10組で、ギアボックスは付かない。#11 は20組(2011年のブログ) | — |
| #3 | 組み立て済みの#148(出品の題) | — |
| #178 | #158 とスケールのギアボックスの組み合わせ | — |
- 出品の題には「14825」「14850」のようにハイフンを抜いた書き方もありました。
他社の似た形のナックルや日本の互換品とは何が違う?
Kadee が作るのは Magne-Matic のナックルだけです。似た形のナックルは他社の品で、日本の IMON も KD と連結できる自社の互換品を出しています。
- Kadee は2026年3月のブログで、自社が作るのは Magne-Matic のナックルだけで、フック式などの他社独自の連結器は作っていない、と書いています。また、中国製の似た形のナックルを Kadee と混同しないよう求め、プラスチックのナックルや中心に戻すばねが疲れやすい、という見方を示しています(メーカーの主張)。
- 適合表のページには、似た形のナックル用に浅く作られた一体のギアボックスでは、Kadee のシャンクの上面をやすりで少し削ると動く、という注があります。
- 日本の IMON は、自社の IMONカプラーを KD(Kadee)と連結できる互換品として、HO(1/87)と16番(1/80)向けに出しています。Kadee の説明ではありません。
番号の読み方は、Kadee の表でここまでそろいます。ところが日本語の資料には、この表と合わない説明がいくつかあります。
第3章 #158は#148よりシャンクが短い? 販売店の説明と Kadee の表の食い違い
Kadee の表と KATO の直営店の説明を読み比べると、#158 のシャンクの長さの書き方が合いませんでした。どちらの資料に何が書いてあるかを並べます。
Kadee の表では、#5・#58・#148・#158 はどれも同じ Medium Centerset(9/32インチ、約7.1mm)で、シャンクの長さは同じです。一方、KATO の直営店の商品説明は、#58 を「#5よりもシャンクの長さが短く」、#158 を「#148よりもシャンクが短く」と書いています。
| 資料 | 書いてあること | 確度 |
|---|---|---|
| Kadee のシャンクの種類の表(2016年) | #5・#9・#58・#148・#158 は、どれも Medium Centerset(0.28125インチ) | 確定 |
| Kadee の#158 の仕様の欄 | Medium Centerset。長さは「取り付け穴の中心から頭の後ろまで」 | 確定 |
| KATO の直営店の商品説明 | #58 は#5 より、#158 は#148 よりシャンクが短い | 報告(販売店の説明) |
| 日本語の古い個人サイトの表 | 末尾の数字の割り当て(2・4・5・7)が、Kadee の表と入れ替わっている | 報告 |
- 食い違いの理由は、どの資料にも書かれていません。
- 長さの測り方は、Kadee の#158 の仕様の欄が「取り付け穴の中心から頭の後ろまで」と決めています。手元の物と比べるなら、この測り方でそろえます(推論)。
- 番号を選ぶときは、Kadee の表の末尾の数字(8 なら Medium Centerset)で確かめてください(推論)。
表の上の数字はそろいました。では、実際に車両に付けた持ち主たちは、どこでつまずいたのでしょうか。
第4章 持ち主たちは何につまずき、何を見つけた?
日本語の個人のブログと海外のフォーラムを読んでみると、つまずきの多くは番号より取り付けの側にありました。
持ち主が付けてから気づくのは、日本型の車両のスカートや床に当たることと、頭が下がりやすいこと(1件の報告)です。話題の中心は、#148か#158か、他社の車両への取り付け、番号の多さと選び方でした(各3件)。米国のフォーラム1件(2019年)、Reddit の2スレッド(2023年1月)、日本語の個人のブログ・会の記録6件(1998〜2023年)、X の投稿1件(2026年8月)を読み、話題ごとにまとめました。件数は、その話題に触れた資料の数です。X は検索で見つかった物だけで、全体の数ではありません。
付けてから気づいたことは?
日本型では削る・曲げるの工夫が、米国の質問では「削る前にゲージで測るべき」という回答が中心です。
| 話題 | 件数 | 時期 | 要点 |
|---|---|---|---|
| 他社の車両への取り付け | 3 | 2020〜2023年 | Bachmann の蒸気機関車はポケットを削るか、Kadee の変換の資料を見る。日本型は削る・曲げるの工夫 |
| 高さのゲージ | 1 | 2023年 | ゲージを持っていないという質問者に、車両を削る前にゲージで測るべき、という回答が複数 |
選び方と入手では、何が話題になった?
選び方では頭の大きさと番号の多さが、入手では値段の差が話題です。
| 話題 | 件数 | 時期 | 要点 |
|---|---|---|---|
| #148 か#158 か | 3 | 2012〜2026年 | 使い勝手や連結の確実さなら標準の頭、見た目なら Scale の頭、揃えるのがよい、という意見。他社の連結器とつなぐなら Scale の頭のほうがかかる、というメーカーの投稿も |
| 番号の多さ・選び方 | 3 | 1998〜2012年 | 番号が紛らわしいので書き留めた一覧、車両ごとに番号を試した表、会員に使っている番号を尋ねた記事 |
| 国内の入手 | 1 | 2023年 | 通販の出品者によって値段の差が大きい、という感想 |
海外と日本で見方はどう違う?
海外は#148と#158の差と他社の車両からの置き換え、日本は16番の車両に当たる所の逃がし方が中心です。
- 海外のフォーラムは、#148 と#158 の性能の差と、他社の車両の工場付けのカプラーからの置き換えが中心でした。
- 日本語の記録は、16番の車両のスカート・床・ねじとの当たりをどう逃がすかが中心で、Kadee の適合表に日本型がほとんど無いことの裏返しと考えられます(推論)。
- 日本語の検索候補には「種類」「互換」「寸法」「一覧」「Nゲージ」「解放」「153」が並びました。
つまずきの多くは、番号より取り付けの側にありました。では、付ける番号が決まったら、いくらで手に入るのでしょうか。
第5章 今、手に入る1袋はいくら? 国内の値段と輸入の総額
国内の直営店の値段と、米国から輸入した総額を比べてみました。1組あたりで国内を下回ったのは、25組・50組のバルク品を輸入したときだけでした。
#148の2両分入りは、国内の直営店で1,485円、米国から1袋だけ輸入すると総額5,525〜6,568円でした。数字は2026年9月29日に私が調べた物です。国内はヤフオクの落札(2026年4月5日〜9月29日に終わった分)と KATO の直営店の値段、海外は eBay の米国発の出品(セカイモンの検索画面の1ページ目)です。題を目で見て、同じ番号・同じ入り数の物だけを数えました。
国内ではいくら?
#148の2両分入りは、KATO の直営店で1,485円、ヤフオクの落札の中央値で1,340円でした。
| 物 | 値段 | 出典 |
|---|---|---|
| KATO の直営店(税込、2両分入り) | #5 1,375円、#58 1,485円、#148 1,485円、#158 1,540円、#205 2,310円 | 確定 |
| ヤフオクの落札 #148(2両分入り) | 9件、中央値1,340円、1,340〜1,485円 | 観測 |
| ヤフオクの落札 #5(2両分入り) | 9件、中央値1,401円、980〜1,980円 | 観測 |
| ヤフオクの落札 N 用(Micro-Trains の古い袋) | 6件、400〜1,500円 | 観測 |
- ヤフオクの#148 は、どれも KATO の品番(03000148)の2両分入りで、直営店の値段と同じか少し下でした。
- 2023年7月の KATO の注文書の価格欄は#5 が1,000円、#148 が1,100円、#205 が1,300円でした(税込か税抜かの表示なし)。
米国の定価と出品はいくら?
#148の2組入りは、Kadee の定価が7.49ドル(2025年2月の保存版)、米国発の出品の中央値が12.00ドルでした。
| 物 | Kadee の値段(保存版) | 米国発の出品(即決) |
|---|---|---|
| #148(2組入り) | 2023年9月 5.99ドル → 2025年2月 7.49ドル | 7件、中央値12.00ドル(6.46〜14.99ドル) |
| #158(2組入り) | 2023年3月 6.09ドル | — |
| #5(2組入り) | 2025年12月 6.69ドル | — |
| #148-25(25組) | 2024年12月 59.99ドル → 2025年6月 71.99ドル | 9件、中央値65.25ドル(62.99〜79.95ドル) |
| #158-25(25組) | 2024年12月 60.99ドル → 2026年1月 73.19ドル | 7件、中央値69.49ドル(62.65〜83.91ドル) |
| #148-50(50組) | — | 4件、中央値123.47ドル(120.95〜163.99ドル) |
| #205(ゲージ) | 2024年12月 9.59ドル | 4件、中央値10.75ドル(7.49〜16.75ドル) |
| #17(NEM 362) | — | 「Kadee 17 NEM」の1ページ目(#18〜#20 なども混ざる)の即決の中央値13.99ドル |
- 出品はすべて米国発で、米国内の送料は中央値7〜9ドルでした。送料無料の出品は、そのぶん本体の値段が高めでした。
同じ Kadee の連結器でも、海外の出品には、2組入りの袋・ギアボックスに組んだ物・25組入りのバルク品・欧州型の NEM 用・高さのゲージが並びます。下の5点は、2026年10月1日にセカイモンに出ていた出品から、題に番号がはっきり書かれた物を並べました。題は出品者の言葉です。No.5 の袋にはメドフォード、#205 の袋には今の所在地の White City の住所が印刷されていて、袋の作りの違いを写真で見比べられます(会社は1956年にメドフォードへ移り、今は White City にあります。袋がいつの物かは、私は確かめていません)。2026年10月1日の出品の価格は、並びの順に4.99ドル・11.99ドル・64.99ドル・9.75ドル・7.49ドルです。
今出ている品の例(2026年10月1日)

出品者が「Kadee No. 5 HO Scale Metal Couplers with Gearboxes - Medium (9/32") Centers」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)

出品者が「Kadee #3 Assembled #148 Whisker Metal Couplers (2Pair) : HO Scale」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)

出品者が「Kadee #158-25 Bulk Pck 25 pair #158 Scale Whisker Metal Couplers Medium 9/32" HO」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)

出品者が「Kadee HO Scale #20 NEM 362 Extra Long Coupler 11.68 mm (29/64"), 2 Pair」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)

出品者が「Kadee #205 HO All Metal Multi-Purpose Coupler Height Gauge - EC」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
写っているのは出品者の品です。本物かどうか・年代・状態は、当サイトでは確かめていません。
輸入するといくらになる?(代行のセカイモンを使う場合の試算)
#148を1袋だけ輸入すると総額5,525〜6,568円、25組入りの#148-25なら1組あたり約617〜678円です。
| 買う物 | 商品価格+米国内の送料 | 総額の目安 | 1組あたり |
|---|---|---|---|
| #148 の2組入り(定価と同じ 7.49ドルの出品で買えたと仮定) | 7.49ドル+6.95ドル | 5,892円 | 約2,950円 |
| #148 の2組入り(出品の中央値。送料無料の出品もあるので送料は0〜6.95ドル) | 12.00ドル+0〜6.95ドル | 5,525〜6,568円 | 約2,760〜3,280円 |
| #148-25 | 65.25ドル+8.60ドル | 15,419〜16,949円 | 約617〜678円 |
| #158-25 | 69.49ドル+8.60ドル | 16,157〜17,752円 | 約646〜710円 |
| #148-50 | 123.47ドル+8.60ドル | 26,915〜27,961円 | 約538〜559円 |
| #205 | 10.75ドル+6.95ドル | 6,381円 | — |
前提は、為替1ドル150円、梱包後の重さ0.2〜0.4kg、関税は0〜3%の幅です。このブログの総額計算機と同じ式で出しました。
- 為替は1ドル150円、米国の売上税は0ドル。梱包後の重さは0.2〜0.4kgと仮定し、国際送料は料金表の0.5kg以下の区分(18.5ドル、2,775円)です。実測ではありません。
- セカイモンの手数料は、5,937円以下なら950円、それを超えると商品価格の16%です。
- 鉄道模型の部品は、実行関税率表の9503.00(基本税率は無税)に当たると考えられます。計算機の区分では関税を0〜3%の幅で見ています。課税価格の合計が1万円以下なら関税も消費税も免税です。
「国内の店で買えばいいのでは?」
少しだけ買うなら、そのとおりです。1組あたりで国内の直営店の2両分入りを下回るのは、25組・50組のバルク品を輸入したときだけでした。
- 2両分入りを1袋だけ買うなら、国内の直営店(1,485円)のほうが、輸入の総額(5,525〜6,568円)よりずっと低い結果でした。
- 25組・50組のバルク品は、1組あたり約538〜710円で、国内の2両分入り(1組あたり約743円)をやや下回ります。ただしバルク品にはギアボックスが付かないので、車両側のギアボックスを使えるかが前提です(推論)。
- 米国の定価は2025年に上がっており、為替でも総額は動きます。値段より、欲しい番号(#153・#156 や NEM 用など)が国内の店にあるかで選ぶ場面が多いと考えられます(推論)。
自分の条件で計算するときは、品目を「玩具・模型」にして計算機を使ってください。
ツール総額計算機
単独のページで開く商品の価格と送料などを入れて、支払う総額の目安を計算します。
支払う総額の目安
商品の価格を入れると、総額の目安が出ます。
0.6掛けの特例は2028年4月1日に廃止されます(法律は成立済み)。それ以降に届く荷物は、このツールでは計算しません。
出典: 財務省「第221回国会における財務省関連法律(成立日・公布日)」、e-Gov法令検索「関税定率法 第4条の6(令和8年法律第5号による改正、2028年4月1日施行の版)」
この金額は目安です。実際の関税・消費税は、通関の後にセカイモンから届く確定のお知らせで決まります。為替・送料・課税価格の扱いがわからない部分は、幅と「要確認」で示しています。燃油サーチャージは含んでいません。
最近、何が変わった? 2025年の値上げと#158の採用(2023〜2026年)
目立つのは、2025年の米国の値上げと、Kadee の新しい貨車への#158 の採用です。2023〜2026年の報道で見つかったのは、この貨車を伝える米国の鉄道模型誌の記事2本で、ほかは Kadee・KATO の発表と、公式サイトの保存版から読み取った値上げです(新しい順)。
| 日付 | 動き |
|---|---|
| 2026年3月15日 | Kadee の公式ブログ:他社独自の連結器は作らない、似た形のナックルと混同しないで、という説明 |
| 2025年9月16日 | 米国の鉄道模型誌の試用記事:Kadee の HO の50トン平車の#158 は「正しい高さに付いている」 |
| 2025年6月3日 | 同誌の新製品の記事:Kadee の50トン平車(54.99ドル)は#158 を車体に付けて出荷 |
| 2025年4月15日 | Kadee の公式ブログ:米国の関税の話題に対し、材料から社内で作る米国製だと説明 |
| 2024年12月〜2025年6月 | 米国の値上げ(公式サイトの保存版の比較):#148 は 5.99ドル→7.49ドル(2025年2月の保存版)、#148-25 は 59.99ドル→71.99ドル(2025年6月の保存版) |
| 2023年7月 | KATO が Kadee の HO 用カプラーの再入荷分の先行受注 |
あなたが探すなら、どの番号?
あなたが KATO の16番の機関車や貨車(EF65・DD51・ヨ8000・コキ104 など)に付ける物を探すなら、KATO の直営店の一覧で無加工とされる#148(標準の頭)か#158(小さい頭)です。
- 数両ぶんなら: 国内の直営店の2両分入り(#148 は1,485円、#158 は1,540円)。1袋だけの輸入は総額5,525〜6,568円で、国内より高くつきます。
- 25両ぶん以上をまとめて揃えるなら: #148-25・#148-50 のバルク品(1組あたり約538〜678円の試算)。ギアボックスは付かないので、車両側のギアボックスを使える場合です。題に「14850」と書いた出品もあります。セカイモンでは「Kadee 148-25 bulk pack」の検索結果で探せます。
- 直営店の一覧に無い番号なら: 天賞堂のスハ44系に勧められたという#153(Short Centerset の Scale の頭。2012年の報告)や、欧州型の NEM 362 用の#17〜#20 は、米国の出品から番号で探せます。#153 なら、セカイモンの「Kadee 153 short」の検索結果から見られます。
どれを選んでも、付ける前に高さのゲージで確かめるのは同じです(→高さはどう合わせる?)。国内で探すほうが向く場合もあるので、並べて書きます。
国内と海外、どちらで探す?
#5(標準の頭・別体のばね)
10組・20組入りのバルク品(#10・#11)も出る
出品者が「Kadee No. 5 HO Scale Magne-Matic Couplers」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee No.5 couplers#58(小さい頭・別体のばね)
#58-25 のバルク品も混ざる
出品者が「Kadee HO #58 Magne-Matic Scale Medium Centerset Shank Couplers」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 58 scale couplers#153(小さい頭・短いシャンク)
Short Centerset。末尾の3が短い中心の型
出品者が「Kadee HO Scale #153 "Whisker" (Short 1/4") "Scale" Metal Magne-matic Coupler」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 153 short#148の50組入りバルク品
題に 14850 と書いた出品もある
出品者が「Kadee HO #148-50 Bulk Pack - 50 Pairs #148 Whisker(R) Metal Couplers …」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 148-50欧州型のNEM 362用カプラー
#17〜#20 で長さが4種
出品者が「HO Scale Kadee #17 NEM (362) European-Style Coupler Short (2pr)」として出している品(セカイモン、2026年10月1日)
写真:セカイモンの出品(2026年10月)
英語の検索語
Kadee 17 NEM
国内で探す:#148などを少しだけ欲しい人に向きます(2026年9月29日の観測で、KATO の直営店は1,485円、ヤフオクの落札の中央値は1,340円)。海外にすると、1袋だけでも総額は5,525〜6,568円です。海外で探す:25組・50組入りのバルク品や、KATO の直営店の一覧に無い番号(#153・NEM用など)を探す人に向きます。国内の直営店の2両分入りは、1組あたり約743円です(比べ方は買い方の選び方)。
第6章 買う前に何を確かめる? 頭の大きさ・シャンク・ギアボックス
買う前に確かめたいのは、頭の大きさ・シャンク・ギアボックスの3つです。海外の質問でも、削る前に高さのゲージで測るべき、という回答が並んでいました。
確かめたいのは、頭の大きさ(標準か Scale か)、シャンクの長さと位置、バルク品ならギアボックスが要るかの3つです。
出品の英語は何を意味する?
出品には、ばねと頭の型、シャンクの形、入り数を表す英語がよく出ます。
| 英語 | 意味 | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| Whisker | 中心に戻すばねが一体の型 | #148・#158 など140台・150台か |
| "Scale" / Scale Head | 小さい頭 | 手持ちの車両の頭と揃えるか |
| Medium Centerset(9/32") | シャンクの長さと位置 | 末尾の数字と合っているか |
| Underset / Overset | 頭が上がる/下がる型 | 高さのゲージで測った結果に合うか |
| Bulk Pack / 25 pair | バルク品 | ギアボックスが要るか |
| Insulated | 絶縁(#206 のゲージなど) | 電気を流したまま使うか |
英語でどう検索する?
番号に、入り数(25)や型(scale・whisker・short)を足すと絞れます。
| 検索語 | ねらい |
|---|---|
| Kadee 148-25 | 25組入りのバルク品 |
| Kadee 158 scale whisker | 小さい頭の Whisker |
| Kadee 206 coupler height gauge | 絶縁の高さのゲージ |
| Kadee 153 short | 短いシャンクの Scale の頭 |
関税はかかる? 送れない物は?
関税は無税と考えられ、消費税は課税価格の合計が1万円以下なら免税です。
- 鉄道模型の部品は9503.00に当たると考えられ、基本税率は無税です。関税が無税の物には簡易税率を使いません。消費税は別にかかり、課税価格の合計が1万円以下なら免税です。計算のしかたは関税・消費税のページにあります。
- 連結器そのものは小さな部品ですが、解放用の磁石や電気の部品を一緒に買うときは、送れない物の一覧も見てください。
どこで買うのが向いている?
定番の番号を少しなら国内の店、古い番号ならヤフオク・メルカリ、バルク品や国内の店で見つからない番号なら eBay か代行が向きます。
| 買い方 | 向く場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| KATO の直営店・国内の模型店 | #5・#58・#148・#158・#205 を少しだけ | 店によって扱う番号が違う |
| ヤフオク・メルカリ | 古い番号や未開封の袋を探す | 袋の中身と番号の写真を確かめる |
| eBay で直接 | 米国の出品を自分で買う | 英語でのやりとり。日本に送らない出品者もいる |
| 代行(セカイモンなど) | 日本語で eBay の出品を買う | 手数料と国際送料がかかる。総額は上の試算を参照 |
どの方法が合うかは、総額・手間・返品の決まりで変わります。比べた表は買い方の選び方にあります。
よくある質問
質問は、2026年9月29日の Google の検索候補に「ケーディーカプラー」「KDカプラー」「kadee 148」と並んで出た語(種類・互換・寸法・一覧・Nゲージ・解放・148 vs 5)から選びました。
種類はいくつありますか
HO のナックルは、シャンクの長さ3つ×上下の位置3つの9種が基本で、番号の末尾の数字で分かれます。そこに頭の大きさ(標準・Scale)とばねの型(別体・Whisker)の違いが重なります。
#148と#5の違いは何ですか
どちらも標準の頭で Medium Centerset です。#5 はばねが別体、#148 はばねが一体の Whisker で、Kadee は#148 を「#5 の Whisker 版」と呼んでいます。付属のギアボックスも違います(#148 は#242)。
寸法はどこで分かりますか
シャンクの長さは Short 0.25インチ・Medium 9/32インチ・Long 0.3906インチ、高さの基準は NMRA の HO で 9.93mm です。どの番号が車両に合うかは、Kadee の適合表(KATO の16番は KATO の直営店の商品ページ)で確かめ、高さはゲージで合わせてください。
Nゲージにもありますか
N 用のカプラーは、1990年に分かれた Micro-Trains の製品です。Kadee 自身は HOn3 から G を作っています。
解放はどうやってしますか
Magne-Matic は、線路の磁石の上でナックルを開き、遅れて解放することもできる仕組みです。磁石の上でうまく開かないときは、トリップピンを曲げるのではなく、まず高さのゲージで取り付けの高さを確かめるよう Kadee は案内しています。
1956年に生まれた No.5 は、70年後の2026年9月にも、KATO の直営店に1,375円(2両分入り)で並んでいました。
関連する型番
- 連結器・差込口の規格早見表:Kadee の主な番号と DCC の差込口の早見表
- DCCデコーダーの差込口:6ピン・8ピン・PluX・21MTC・Next18 の見分け方
- 海外の鉄道模型の早見表:縮尺・関税・送れない物
- 総額計算機:手数料・国際送料・関税の目安
- 関税・消費税:簡易税率・0.6掛け・1万円以下の免税
- 買い方の選び方:国内・eBay直接・代行の違い
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
このブログについて関連記事
- Kadee 148と158の違いは頭の大きさ鉄道模型
DCCデコーダーの差込口の種類はピンの数と並びで分かる鉄道模型- メルクリンはドイツの会社。日本で走らせるなら線路と電源をそろえる鉄道模型
- 総額計算機
- 海外通販の関税・消費税はいくら?
- 海外通販の買い方の選び方
- DCC差込口の写真:Echoray(一部を切り出し)CC BY-SA 3.0元のページ








