最終確認 資料4件
バイクパーツベスパのエンジンはスモールフレームとラージフレーム(PX)で分かる|排気量の早見表
先に結論
- ベスパは「排気量」より先に「車体の大きさ」で分かれます。 小さいほうがスモールフレーム(1963年〜、50・90・125cc)、大きいほうがラージフレームのPX(1977年〜、125・150・200cc)です。他メーカーのように排気量だけで系列を絞れない点が、ベスパ特有の難しさです。→系列の見分け方
- スモールフレームは、台数だけ見れば50・90・125の3種類ですが、どれも共通のエンジン設計を土台にしています。 外側の形だけで排気量を見分けることはできません。
- PXは1977年の発売時、125と200で点火方式が違いました。 200ccだけ電子点火で、125は接点式点火のままで、のちに電子点火のPX125Eへ変わったと記録されています(切り替えの年は資料に明記なし)。
どの系列のエンジン? スモールフレームとラージフレーム(PX)の早見表
車体の大きさがまず違うため、年式や排気量の数字より先に、どちらの系列かを決めてから下の表を見てください。
確度の札(意味は表の下):通説
| 型番 | 系列の名前 | 生産された年 | 排気量のバリエーション | 車体で見分けるポイント | 代表的な車種名 | 探す |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シリンダーを45度傾けた新しい設計。Wikipedia英語版は、50・90・100・125ccとも1963年の50ccモデルから派生した設計としている通説 | 50ccは1963年ごろ登場(Scootering誌)。Wikipedia英語版では、50 N は1963〜1971年、50 S は1963〜1968年、90ccは1961〜1967年としており、資料により年が少しずれる通説 | 50cc・90cc・125cc(Wikipedia英語版はほかに100ccの版も紹介)通説 | シリンダーの傾き(45度)がそれ以前の横置きシリンダーとの見分け方。Wikipedia英語版は、どの排気量も1963年の50ccモデルから派生した共通のエンジン設計としている(外観だけでは排気量が分からない)通説 | Vespa 50・90・125(Wikipedia英語版は100ccの版も紹介)通説 | 海外の出品を見る英語の検索語 Vespa smallframe engine | |
| 空冷2ストローク単気筒。1977年発表時は「Nuova Linea(新しい形)」と呼ばれた通説 | 1977年(125・200)〜1978年(150追加)〜2016年(生産終了。排ガス規制の関係で2017年に完全終了)通説 | 123cc(PX125)・150cc(PX150)・198cc(PX200)通説 | 200ccは発売時から電子点火。125・150は発売時は接点式点火で、のちに電子点火のPX125E・PX150Eへ切り替わった(切り替えの年は資料に明記なし)。1982年の改良でホーングリル・グローブボックス・メーター表示も変更通説 | PX125・PX150・PX200・T5通説 | 海外の出品を見る英語の検索語 Vespa PX engine |
確定=公的機関・規格団体・メーカーなどの出典で確かめた事実。通説=独立した複数の資料で一致している説(コレクターの資料だけによるものは「コレクターの間の説」)。「—」=資料で確かめられていない項目です。推測では埋めていません。
車体の大きさで迷ったら
スモールフレームとラージフレーム(PX)は、そもそも車体の寸法が違うため、横に並べれば大きさで判別できます。ただ、写真1枚で排気量まで確定させたい場合は、エンジンのケースの刻印か、点火方式(PXの125・150は発売時は接点式で、のちに電子点火のE版へ変わった)のような資料側の情報と合わせて確認したほうが取り違えが少なくなります。
よくある質問
出品のタイトルに排気量が書かれていないとき、どう絞り込めばよいですか? まず車体の大きさ(スモールフレームかラージフレームか)で系列を絞り、そのあとエンジンケースの刻印写真を出品者に確認するのが近道です。
PXのロゴ・外装パーツは年式で流用できますか? 1982年の改良でホーングリル・グローブボックス・メーターの形が変わっているため、1982年より前と後では外装パーツが異なります。
型番ごとの詳しいページ
- バイクパーツベスパのラージフレームPXは125・150・200ccの点火方式で分かる|1977年「新しい形」の見分け方1977年に発表されたベスパPXは、123cc(PX125)・150cc(PX150)・198cc(PX200)の3排気量です。200ccは発売時から電子点火でしたが、125・150は発売時は接点式点火で、のちにPX125E・PX150Eとして電子点火に変わりました。1982年の改良点も見分け方としてまとめます。
- バイクパーツベスパのスモールフレームは50・90・125ccの変速機とキャブ口径で分かる|1963年からの小型エンジンベスパのスモールフレームは、1963年のVespa 50・90から始まり、1966年に125ccが加わりました。50Nは3速、50S・125は4速とギア数が異なり、キャブレターの口径も14mmと16mmで違います。どれも共通のエンジン設計を土台にしています。
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
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