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最終確認 資料9件

スズキのバイクエンジンはGS系とGSX-R系で分かる型式の早見表

この記事でわかること

  • スズキのバイク用エンジンは、大きく「空冷DOHC並列4気筒(GS系)」と「オイルクーラー・水冷(GSX-R系)」の2系列に分かれます。 GS系は1976年のGS750から、GSX-R系は1985年のGSX-R750から始まりました。→系列の見分け方
  • GSX-R750は、オイルクーラー(SACS)で冷却と軽量化を両立しました。 スズキの資料では、1985年のSACS搭載モデルは乾燥重量179kgで、1992年の水冷モデル(型式「WN」)は208kgとなっています。
  • GS1000は、GS750よりボア・ストロークとも大きくしたエンジンです。 ボアは65.0mmから70.0mmへ、ストロークは56.4mmから64.8mmへ広げられ、排気量は748ccから997ccになりました。

この表は、スズキのバイク用エンジンの系列を見分けるための早見表です。部品が合うかどうかの判定、本物かどうかの判定はしません。

どの系列のエンジン? GS系とGSX-R系の早見表

確度の札(意味は表の下):確定通説

スズキのバイク用エンジンの系列(GS系・GSX-R系)の年式・排気量・見分けの手がかり
型番系列・何のエンジンか年式排気量見分けの手がかり主な車種探す
スズキ初の大型4ストローク並列4気筒の系列。DOHC・空冷確定1976年(GS750発表)〜1978年(GS1000発表)確定748cc(GS750。ボア65.0mm×ストローク56.4mm)〜997cc(GS1000。ボア70.0mm×ストローク64.8mm)確定DOHC・空冷・シム調整式2バルブ。Wikipedia英語版は、ローラーベアリングのクランクシャフトを備えるとしています通説GS750(68PS)・GS1000(87PS)確定海外の出品を見る英語の検索語 Suzuki GS750 GS1000 engine
軽量化のためオイルクーラー(SACS)を採用し、1992年に水冷へ切り替わった高性能スポーツの系列確定1985年(SACS初代GSX-R750)〜1992年(水冷「WN」型登場)確定749cc(GSX-R750。SACS版・水冷版とも同じボア70.0mm×ストローク48.7mm)確定SACS(オイルクーラー)版は丸型デュアルヘッドライト。水冷版は型式コードに「WN」が付き、乾燥重量は179kgから208kgに増えています確定GSX-R750(77PS。1985年SACS/1992年水冷とも日本国内仕様はいずれも77PS@9,500rpm)確定海外の出品を見る英語の検索語 Suzuki GSX-R750 SACS engine

確定=公的機関・規格団体・メーカーなどの出典で確かめた事実。通説=独立した複数の資料で一致している説(コレクターの資料だけによるものは「コレクターの間の説」)。「—」=資料で確かめられていない項目です。推測では埋めていません。

GSX-R系のオイルクーラー「SACS」は、なぜ水冷にしなかった?

GSX-R系がSACSを採用した背景には、重量の事情があります。Wikipedia英語版によると、SACSはスズキの技術者がターボ搭載車「XN85」の信頼性の問題に取り組む中で発想したシステムで、第二次大戦期の航空機の星型エンジンがオイルの噴射で過熱を防いでいたことを参考にしたと伝えられています。スズキの公式記録では、1985年のSACS搭載モデルの乾燥重量は179kgで、1992年の水冷モデル(型式「WN」)は208kgとなっており、水冷への切り替えで重量が増えたことが分かります。

GS系とGSX-R系は、車体の型式コード(5桁の英数字)でも区別できます。GS系・GSX-R系はいずれも1文字目が「G」(多気筒のスポーツロード系)ですが、2文字目以降の排気量帯・エンジンの種類のコードが異なります。型式コードの読み方はスズキのバイクエンジンの入口ページにまとめています。

よくある質問

なぜGS系は空冷のままで、GSX-R系はSACS・水冷と変わったのですか? GS系は1970年代の設計のまま空冷を保ちましたが、GSX-R系は1985年の登場時から100馬力級の出力を目標にしており、空冷だけでは熱の問題を解決できなかったためとされています。

GS750とGS1000のどちらを先に調べるべきですか? 排気量(748ccか997ccか)で部品の型番が変わるため、まず車体にある排気量の表示か、クランクケースに刻まれたエンジン番号を確認してください。

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この記事を書いた人

型番さがしの人

海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。

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