最終確認 資料8件
バイクパーツH1とH2の違いは排気量と年式で分かる|2ストロークトリプルの見分け方
この記事でわかること
- H2(748cc)は、H1(500cc)を排気量拡大した版です。 ピストンポート吸気の設計は同じで、強度を上げ、排気ポートのタイミングを穏やかにしてトルクの出方を広げたと伝えられています。→見分け方
- H2は1972〜1975年に3回改良され、H2A・H2B・H2Cと呼ばれます。 1974年のH2Bではフレーム強化とスイングアーム延長、1975年のH2Cでは出力が下がったと伝えられています(通説)。
- H2は「ワイドウメーカー(未亡人製造機)」の異名を持つほど強烈な加速で知られました。 一方で燃費が悪く「ガソリン冷却」とも呼ばれたと伝えられています(通説)。
このページは、カワサキの2ストロークトリプルエンジンの系列と年式を見分けるための手引きです。部品が合うかどうかの最終判断、本物かどうかの判定はしません。
機種を決めて、海外の出品を探す
H1 Mach III(1969年〜)
500cc。2ストの3気筒
英語の検索語
Kawasaki H1 Mach III engine partsH2 Mach IV(1972〜1975年)
748cc。H1を拡大した版
英語の検索語
Kawasaki H2 Mach IV engine partsH2A/H2B/H2C(年式別)
1973〜1975年の年式ごとの改良版
英語の検索語
Kawasaki H2A H2B H2C engine
国内なら旧車バイク専門店・ヤフオクでも探せます(比べ方は買い方の選び方)。
目次
H1/H2トリプルはどんなエンジン?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 系列 | 2ストローク・空冷・3気筒(ピストンポート吸気) |
| 最初の機種 | H1 Mach III(1969年。500cc) |
| 発展形 | H2 Mach IV(1972年。748cc) |
| 排気量 | 500cc(H1)・748cc(H2) |
| 生産終了 | 1975年(H2C)。後継はZ1系の4ストロークへ |
H1は1968〜1969年に登場した500ccの2ストローク3気筒です。ホンダ・ヤマハが大排気量の4ストロークに力を入れる中、カワサキは2ストロークにこだわり続け、60hpで400mを13秒台で走る性能を持っていたと伝えられています。
いつ作られた? 1969年のH1から1975年のH2Cまで
1971年、H1を拡大した750ccのH2が登場しました。ボア×ストロークは71.0mm×63.0mm、3つのミクニVM30SCキャブレターを備え、圧縮比7.0:1で74hp(6,800rpm)を発生したと伝えられています。当時のライバルだったホンダCB750(67hp)を上回る出力でした(通説)。
H2は1972〜1975年に毎年改良されました。1973年のH2Aは外装の小変更、1974年のH2Bはスイングアームの延長とフレーム補強、ステアリングダンパーの位置変更、オイルインジェクションの見直しが行われ、1975年の最終年式H2Cでは乗りやすさが改善された一方、出力は下がったと伝えられています(通説。独立した公式資料での確認はできていません)。
大排気量の2ストロークは、排出ガス規制の強化とともに1970年代半ばで姿を消し、H2は1975年にZ750に置き換わったと伝えられています。
H1とH2はどこで見分ける?
排気量が異なります(H1が500cc、H2が748cc)。車体の型式名でも見分けられ、H1系は「Mach III」、H2系は「Mach IV」と呼ばれます。
レース専用の派生型として、H1をベースにしたH1R(500ccクラスのGPレーサー)、H2をベースにしたH2R(1972〜1974年のレーサー。1975年に水冷のKR750へ発展)があります。これらは公道用のH1・H2とは別のレース専用車体のため、部品は基本的に共通しません。
海外の持ち主は何を見ている?
Bike EXIF・Highlands Classic Motor Cycle Clubの2本の記事は、どちらもH2の改良点を年式(H2A・H2B・H2C)ごとに並べて説明していました。「ワイドウメーカー」という異名の由来を扱う記事はこの2本のほかにも多く見かけましたが、本ページで資料として使ったのはこの2本です(2026年10月時点)。フォーラム・X(旧Twitter)での件数集計はまだ実施していません。
いくらで買える?(観測はまだ実施していません)
H1・H2の国内の落札相場と、海外の出品価格帯の自前の観測は、本ページの公開時点ではまだ実施していません。観測するときは、H1とH2を分け、さらにH2はH2A・H2B・H2Cの年式別に検索語を分けたうえで、調べた日付と件数を明記して追記します。
買う前に確かめたいこと
- H1かH2かを先に確認する。 排気量(500cc・748cc)が異なるため、部品は基本的に共通しません。
- 年式(H2A・H2B・H2C)まで確認する。 フレームやオイルインジェクションの仕様が年式で変わっているとされています。
- レース専用車体(H1R・H2R)用として出ていないか確認する。 公道用と車体が異なるため、部品の適合が変わります。
- 送れない物・関税については海外通販で送れない物一覧・関税・消費税の目安を確認してください。
国内と海外、どちらで探す?
H1 Mach III(1969年〜)
500cc
英語の検索語
Kawasaki H1 Mach III engine partsH2 Mach IV(1972〜1975年)
748cc
英語の検索語
Kawasaki H2 Mach IV engine partsH2A/H2B/H2C(年式別)
1973〜1975年の年式ごとの改良版
英語の検索語
Kawasaki H2A H2B H2C engine
国内の旧車バイク専門店・ヤフオクでも部品は探せます。年式・型式が分かっているなら、国内の専門店で適合を確認する方法もあります(比べ方は買い方の選び方)。
よくある質問
H2はなぜ「ワイドウメーカー」と呼ばれましたか? 強烈な加速と、当時の車体技術に対して過大な出力だったことから付いた異名とされています(通説)。
H2Rは公道で走れますか? いいえ。H2Rはレース専用車体で、公道用のH2とは別物です。
H2はなぜ生産終了になりましたか? 排出ガス規制の強化が大きな要因とされ、大排気量の2ストロークは1970年代半ばで姿を消したと伝えられています(通説)。
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
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