最終確認 資料6件
バイクパーツドゥカティのベベルツインはラウンドケースとスクエアケースで分かる|年式と見分け方
この記事でわかること
- ラウンドケースとスクエアケースは、クランクケースの角の形で見分けます。 1974年の750 Super Sportだけがラウンドケース(角が丸い)で、401台しか作られませんでした。1975年以降はスクエアケース(角がある形)に変わっています。→見分け方
- スクエアケースの中にも、デスモ版と非デスモ版があります。 同じ1975年の860GTは通常のバルブ機構、900SSはデスモドロミックで、900SSのほうが出力が高いと伝えられています。→年式と排気量の表
- ベベルギア駆動は、1980年ごろから軽量で量産しやすいベルト駆動(Pantah系)に置き換わりました。 複雑なベベルギアの構造は量産に向かなかったためです。
このページは、ドゥカティのベベルツインの型式と年式を見分けるための手引きです。部品が合うかどうかの最終判断、本物かどうかの判定はしません。
クランクケースの形を決めて、海外の出品を探す
750 Super Sport(ラウンドケース)
1974年のみ。401台
英語の検索語
Ducati 750 Super Sport round case bevel900SS(スクエアケース・デスモ)
1975年〜。デスモドロミック2バルブ
英語の検索語
Ducati 900SS bevel desmo860GT(スクエアケース・非デスモ)
1975年〜。通常のバルブ機構
英語の検索語
Ducati 860 GT bevelMike Hailwood Replica / Mille
900ccを拡大した1,000cc版
英語の検索語
Ducati Mike Hailwood Replica Mille bevel
国内なら専門店・オークションでも探せます(比べ方は買い方の選び方)。
目次
ベベルツインはどんなエンジン?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 系列 | ベベルギア駆動の空冷90°Lツイン |
| 登場 | 1971年の750GT(非デスモ)、1972年のImola Desmo(レース用デスモ版) |
| 駆動方式 | クランクシャフトからベベルギア(かさ歯車)でカムシャフトをシャフト駆動 |
| 排気量 | 750・860・900・1,000cc(Mille) |
| 弁機構 | デスモドロミック2バルブ版(750SS・900SSなど)と、通常のバルブ機構版(750GT・860GTなど)が並行して存在 |
ベベルツインは、設計者のファビオ・タリオーニが手がけた90°V型(Lツイン)エンジンで、1971年の750GTで初めて量産されました。1972年には、レース用のImola Desmoがデスモドロミック(弁をバネでなくカムで閉じる機構)を採用し、1972年のイモラ200マイルレースで優勝しています。
いつ作られた? 1971年の750GTから1980年代前半まで
1971年、750GTが量産されました。1974年には、Imola Desmoの市販版である750 Super Sportが登場しますが、手作りに近い構造で量産に向かず、401台のみ・1年だけで終わっています。
1975年、エンジンのクランクケースの形が変わり(ラウンドケースからスクエアケースへ)、排気量を864ccに広げた860GTと、デスモドロミックの900SSが同時に発売されました。860GTは通常のバルブ機構で、900SSより出力が低いと伝えられています。
その後、900ccを拡大した1,000cc版(Mille、Mike Hailwood Replicaなど)も作られましたが、ベベルギア駆動のエンジンは、1980年ごろから軽量なベルト駆動のPantah系に置き換わっていきました。
ラウンドケースとスクエアケースはどこで見分ける?
クランクケース(エンジン下部の箱)の角の形が、いちばんの手がかりです。ラウンドケースは角が丸く、スクエアケースは角があります。ラウンドケースは1974年の750 Super Sportだけなので、年式が分かれば絞り込めます。
デスモ版と非デスモ版は、外観だけでは分かりにくいため、車種名(900SSはデスモ、860GTは非デスモ)と、できれば分解しての確認が必要です。
私の読み方: この記事では、ベベルギアの内部構造までは確かめていません。外観の手がかりは、クランクケースの形と車種名の組み合わせにとどめています。
買う前に確かめたいこと
- ラウンドケースかスクエアケースかを、クランクケースの形で確認する。 401台しかないラウンドケースの部品は、特に希少とされています。
- デスモ版か非デスモ版かを車種名で確認する。 900SSとDarmahはデスモ、860GTは非デスモです。
- 排気量(750・860・900・1,000cc)を部品の品番とあわせて確認する。 系列が同じでも排気量で部品が変わります。
- 送れない物・関税については海外通販で送れない物一覧・関税・消費税の目安を確認してください。
国内と海外、どちらで探す?
750 Super Sport(ラウンドケース)
1974年のみ。401台
英語の検索語
Ducati 750 Super Sport round case bevel900SS(スクエアケース・デスモ)
1975年〜
英語の検索語
Ducati 900SS bevel desmo
国内の専門店・オークションでも部品は探せます。年式とクランクケースの形が分かっているなら、国内の専門店で適合を確認する方法もあります(比べ方は買い方の選び方)。
よくある質問
ラウンドケースとスクエアケースは部品が共通しますか? この記事では確かめていません。クランクケースの形が違うため、外観だけで「共通する」と判断しないでください。
860GTと900SSは何が違いますか? 排気量とバルブ機構が違います。860GTは864ccで通常のバルブ機構、900SSはデスモドロミックで、900SSのほうが出力が高いと伝えられています。
ベベルツインとデスモクアトロは同じ「デスモ」ですか? 弁を閉じる機構(デスモドロミック)は同じ考え方ですが、ベベルツインは1気筒2バルブ・ベベルギア駆動、デスモクアトロは1気筒4バルブ・ベルト駆動で、別の設計です。詳しくはデスモクアトロのページで確かめてください。
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
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