最終確認 資料8件
バイクパーツドゥカティのバイクエンジンはラウンドケース・スクエアケース・デスモクアトロで分かる|型式早見表
この記事でわかること
- ドゥカティのバイク用エンジンは、見た目と冷却方式で大きく分かれます。 空冷のベベルツイン(ラウンドケース・スクエアケース)と、水冷のデスモクアトロ(851から998まで排気量を広げた系列)です。→早見表
- ラウンドケースは1974年の750 Super Sportだけで、401台しか作られていません。 量産に向かない手作りの構造だったためです。→見分け方
- デスモクアトロは851(1987〜1992年)から998(2004年ごろ)まで、排気量を広げながら続きました。 1991〜1992年は、ボアを広げた888(1991〜1994年)と851が並行して作られています。916は888のストロークを延ばした版です。
この記事は、ドゥカティのバイク用エンジンの型式と年式を調べるための手引きです。部品が合うかの判定、本物かどうかの判定、査定はしません。
ドゥカティの部品の出品を見ていると、「round case」「square case」「Desmoquattro」「916」のような呼び名が目立ちます。クランクケースの形と冷却方式が、系列を見分ける一番の手がかりだったので、Wikipedia英語版とMotorcycle Classics・Visordown・Classic Bikesの記事で確かめて1つの表にしてみました。
どの型式のエンジン? ラウンドケースからデスモクアトロまで3行の早見表
表の上2行が空冷のベベルツイン(ラウンドケース・スクエアケース)、下1行が水冷のデスモクアトロ(916・996・998)です。851・888は資料の裏取りが916以降より薄いため、この表には出さず、デスモクアトロのページの本文でまとめています。型式が決まったら、行の下のリンクから系列のページへ進んでください。
確度の札(意味は表の下):通説
| 型番 | 型式・何のエンジンか | 年式 | 排気量 | カムの駆動・冷却 | 見分けの手がかり | 探す |
|---|---|---|---|---|---|---|
| カムをベベルギア(かさ歯車)でシャフト駆動する、空冷2バルブ・デスモドロミックのLツイン通説 | 1974年のみ(750 Super Sport)通説 | 748cc通説 | ベベルギア駆動・空冷。デスモドロミック2バルブ通説 | クランクケースの角が丸い『ラウンドケース』。401台のみで、量産に向かず1年で終わった通説 | 海外の出品を見る英語の検索語 Ducati 750 Super Sport round case bevel | |
| 750SS・860GT・900SS・Mille/MHRに使われた、ベベルギア駆動の空冷Lツイン通説 | 1975年〜1980年代前半通説 | 750・860・900・1,000cc(Mille)通説 | ベベルギア駆動・空冷。900SSはデスモドロミック2バルブ、860GTは通常のバルブ機構通説 | クランクケースの角がある『スクエアケース』。デスモ版(900SS)と非デスモ版(860GT)が並行して作られた通説 | 海外の出品を見る英語の検索語 Ducati 900SS square case bevel | |
| 888のストロークを延ばした916を土台に、996・998へ排気量を広げた系列。マッシモ・ボルディ設計の水冷8バルブ通説 | 916は1994〜1998年、996は1998〜2001年、998は2002〜2004年通説 | 916・996・998cc通説 | 資料で確かめられていません | 888より大きいボディと水冷のラジエーターが目印。996・998は排気量とグラフィックで見分ける通説 | 海外の出品を見る英語の検索語 Ducati 916 996 998 Desmoquattro |
確定=公的機関・規格団体・メーカーなどの出典で確かめた事実。通説=独立した複数の資料で一致している説(コレクターの資料だけによるものは「コレクターの間の説」)。「—」=資料で確かめられていない項目です。推測では埋めていません。
表の出典の格は、ページ下の出典一覧にあります。Wikipedia英語版はB級、Motorcycle Classics・Visordown・Classic Bikesの記事もB級(独立したドメイン)です。
見分けの手がかり:空冷か水冷か、クランクケースの形
空冷のベベルツインと水冷のデスモクアトロは、ラジエーターの有無で見分けます。ベベルツインの中では、クランクケースの角が丸い「ラウンドケース」(1974年のみ)か、角がある「スクエアケース」(1975年以降)かで分かれます。
デスモクアトロは、916以降が888よりストロークを延ばして車体も大きくなっています。996・998は916と外観が近いため、排気量の表示やグラフィックで見分けるのが確実です。
よくある質問
ベベルツインの「デスモ」とデスモクアトロの「デスモ」は同じ機構ですか? はい。どちらも、弁をバネでなくカムで閉じる「デスモドロミック」です。ベベルツインは1気筒2バルブ、デスモクアトロは1気筒4バルブという違いがあります。
ラウンドケースとスクエアケースは部品が共通しますか? この記事では確かめていません。クランクケースの形が違うため、外観だけで「共通する」と判断しないでください。
916・996・998はどこで見分けますか? 排気量の表示(916・996・998cc)とグラフィックの違いで見分けるのが確実です。外観は近いため、資料で確かめてください。
型番ごとの詳しいページ
- バイクパーツドゥカティのベベルツインはラウンドケースとスクエアケースで分かる|年式と見分け方ドゥカティのベベルツイン(ベベルギア駆動の空冷Lツイン)は、1974年だけのラウンドケース(750 Super Sport)と、1975年以降のスクエアケース(750SS・860GT・900SS・Mille/MHR)に分かれます。クランクケースの形と、デスモ版・非デスモ版の違いをまとめます。
- バイクパーツドゥカティのデスモクアトロは851から998まで排気量で広がった|年式と見分け方デスモクアトロ(水冷・ベルト駆動・1気筒4バルブのデスモドロミック)は、1987〜1992年の851に始まり、1991〜1994年の888と一時重なりながら、916・996・998と排気量を広げました。916は888のストロークを延ばした版で、996・998は外観が近いため排気量の表示で見分けます。
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
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