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最終確認 資料47件

CB750K0とK1の違いはエンジン番号1007414で分かるサンドキャストの見分け方

この記事でわかること

  • CB750 K0とK1は、エンジン番号で見分けます。 CB750E-1007414までが「砂型(サンドキャスト)」のクランクケースという通説を、海外のフォーラムと専門誌(Motorcycle Classics)が一致して伝えています。ただし正確な番号帯は資料によって3通りに分かれます。→エンジン番号で見分ける
  • サンドキャストK0はダイキャストK0より評価額が約125%高いと、専門メディアのHagertyが報じています。 一方で、ヤフオクの観測では砂型を指定した検索の中央値13,150円、セカイモンでは中央値274.98ドルと、どちらも砂型を指定しない検索より高めです。→相場を見る
  • 2026年1月には、量産K0に先行する1968年の試作車が313,500ドルで落札され、日本車のオークション史上最高額になりました。 これは量産K0ではなく試作車の価格で、量産K0自体はBonhamsで36,800ドルや2万5千〜2万7千ポンド台で落札された例があります。→最近の動き

このページはこの型番を見分けるための手引きです。本物かどうか・状態の判定はしません。

年代・状態を決めて、海外の出品を探す

輸入した総額を計算

国内ならヤフオクでも探せます(タンクの落札の中央値は9,800円、キャブレターは2,800円。比べ方は買い方の選び方)。

このブログは、本田技研工業とは関係のない非公式のブログです。ブランド名・型式名は、説明のために文字で書いています。部品の真贋・状態の判定はしません。

CB750 K0はどんな型番?

CB750FOUR(通称K0)は、1969年に発売されたホンダの空冷4ストロークSOHC4気筒エンジンのバイクです。

項目内容
正式名称ドリームCB750FOUR(通称K0)
日本国内の発売1969年8月10日、385,000円
米国での発売Honda公式サイト内でも「1969年1月発表($1,495)」と「1969年4月に輸出」の2つの記述があり、確定できない
エンジン750cc空冷4ストロークSOHC4気筒、ボア×ストローク61×63mm、67PS/8,000rpm、ドライサンプ
ブレーキ前輪ディスクブレーキ。Honda自身は「量産二輪車として世界初」としている
生産台数6万台(製造設備の準備に時間がかかったため)
前身・後継前身なし(ホンダ初の量産4気筒車)。後継はK1(1970年型〜)

Honda自身の公式サイトは、CB750FOURの登場とともに「ナナハン(750cc)」という言葉が広まり、日本と世界で大排気量バイクの代名詞になったと述べています。

CB750はいつ、なぜ生まれた?

CB750の開発は、本田宗一郎が1967年にスイスを訪れ、トライアンフの750ccが警察用バイクに使われているのを見て大排気量モデルの開発に確信を持ったことから始まったと、Honda公式サイトは説明しています。1967年10月には750cc・最大出力67馬力というエンジン仕様が決まり、1968年2月に約20名の体制でCB750FOURの設計が正式に始まりました。

米国Honda Motorが求めた要求仕様は、750cc・4気筒・4キャブレター・4マフラー、最高速度200km/h、0-400m加速13.2秒だったとされています。

Cycle World誌は1969年の実車テストで最高速123.24mphを記録し、2019年の記事「The First Superbike」で、現代のマルチシリンダー・ハイパワーな「スーパーバイク」の時代はこのCB750から始まったと評しています。RideApartやBennetts BikeSocialなど複数の海外メディアも、量産車として初めて4気筒・ディスクブレーキを両立させた「最初のスーパーバイク」という評価で一致しています。

2024年は発売55年の節目で、Ultimate Motorcyclingなど専門メディアが振り返り記事を発表しました。記事はK0の特徴として、電気式スタータ付きの4気筒OHCエンジン、4本出しマフラー、初期型だけのサンドキャストのケース、油圧式ディスクブレーキを挙げています。

K0とK1はどこで見分ける?

CB750の型式名は、K0もK1も「CB750」のままです。見分けの手がかりは、エンジン番号・フレーム番号・外装の3つです。

エンジン番号1007414が、砂型(サンドキャスト)の目安

複数の海外フォーラムで、サンドキャスト製のエンジンかどうかの目安はエンジン番号で、CB750E-1007414までが砂型(サンドキャスト)のケース、それ以降はダイキャスト(金型)に変わった、という見方が一致しています。Motorcycle Classics誌も同じ数字(エンジン番号CB750E-1007414まで、およそ7,414台)を報じています。

ただし、この番号は「正確に特定できない可能性が高い」という留保もフォーラムにあります。また「サンドキャスト」と呼べるかどうかは、早い番号のエンジンケースを持つだけでは足りず、タンク・サイドカバー・計器など複数のサンドキャスト専用パーツが揃っている必要がある、という考え方も共有されています。

フレーム番号とエンジン番号は、なぜズレる?

フレーム番号とエンジン番号は、量産時に別の工程・ラインで付けられたため、一致を意図した番号ではないという説明がフォーラムで繰り返されています。あるフォーラムの参加者はHonda Sports Americaに直接問い合わせましたが、どのエンジンがどのフレームと組み立てられたかの記録は無いと報告されています。実例のズレは数十から500以上までまちまちです。

K0のフレーム番号・エンジン番号の範囲は、資料によって食い違います。あるフォーラムの参考資料は「1000001〜1044650がK0」とし、別のブログは「フレームCB750-1000001〜1055003/エンジンCB750E-1000001〜1007414」、さらに別の個人ブログは「フレームCB750-1004149〜/エンジンCB750E-1003566〜1057051」と、3つとも異なる範囲を挙げています。この点は資料で分かれる論点として、1つに決めずに書きます。

VINプレートの位置・内容は国で違う

VINプレートの位置や内容は生産時期・流通国によって異なります。米国仕様はフレームネックの片側にアルミ製のVINプレート(真鍮ピン留め)があるのに対し、英国仕様(VIN1010369以降)はプレートの代わりに「Honda Motor Co, Made in Japan」ラベルが付いていた、という報告があります。フランス・スイス・イタリア車では刻印とプレートの左右の位置も違うという1人の収集家の報告がありますが、フォーラムの専門家は「厳密な規則があったとは言えない」としています。

外観の見分け方(タンク・サイドカバー・ケーブル)

サンドキャスト期のK0は、しわ加工のタンク、角ばった大型のサイドカバー(ホンダのウイングバッジ付き)、1本引き(1-4分岐)のキャブレターケーブルなど、後の型と異なる外観を持つという説明が複数の記事・フォーラムで一致しています。メーター駆動部の形状も、初期サンドキャスト(直角の肩部)→後期サンドキャスト(面取りされた肩部)→ダイキャスト成形へと段階的に変わったとする報告があり、過渡期の個体(ダイキャストのメーター駆動部を持つ後期サンドキャスト車)も見つかっています。

国内仕様のK0は、キャンディーブルーグリーン・キャンディールビーレッド・キャンディーゴールドの3色展開だった、とパーツ番号を根拠にしたブログが伝えています(配色ごとの型番コードまでは当サイトでは確かめられていません)。

オイルフィルターケースの初期対策

ホンダは1970年1月26日付のサービスブレティン(CB750 #13)で、オイルフィルターケースの破損を防ぐ改良品(部品番号15411-300-010、センターボルトを14mmから12mmへ変更、内部に8本のリブを追加)を、フレーム番号1783〜9554の車両向けに案内していた、とサンドキャスト専門フォーラムが伝えています。

K0以外の仕様・派生はある?

  • CB750A(Hondamatic): 2速の半自動変速機を積む派生型です。米国のAmerican Honda Collection Hallは1969年型のCB750Aを展示車に含み、Motorcyclist誌が「the Motorcycle of the Century」と呼んだと公式プレスリリースで紹介しています(この評価はMotorcyclist誌のもので、Honda自身の評価ではありません)。
  • 1968年の試作車: 量産K0より前の1968年に、ホンダが米国の販売代理店Bob Hansenへ送った試作車があります。Vic Worldが修復し2024年のクエイル・モーターサイクル・ギャザリングでベスト・オブ・ショーを受賞した個体が、2026年1月のMecumオークションで313,500ドルで落札されました。これは量産K0とは別の個体です。
  • K1・K2との生産台数の違い: Honda公式の技術紹介ページによれば、K0は製造設備の立ち上げに時間がかかり6万台、足つき性とスロットル操作の重さを改善したK1は7万70台(シリーズ最多)、安全性を高める仕様変更を受けたK2は6万3,500台でした。

海外・国内の持ち主は何を見ている?

海外の修復記録では、ミュージアムピースに仕立てるのではなく、実際に乗れる状態に戻すことを目標にしたレストアの方針が複数語られています。1990年代初頭から35年以上手を付けられずに保管されていたK0(フレームCB750-1040XX・エンジンCB750E-1025XX)が、2026年までにフルレストアされた記録が欧州の工房のブログにあります。

一方で、使う部品はホンダのOEM新旧パーツのみに限るというオリジナル性へのこだわりを貫く例もあります。フレームCB750-1002659・エンジンCB750E-1002839の1969年サンドキャストは、1990年代後半に米国の店で購入され、2004年に現所有者の手に渡った後、3年かけてホンダのOEM新旧部品のみで再構築されました。タンクだけは当初オリジナルが見つからず、後年型で代用したという留保も記されています。

国内では、X(旧ツイッター)に、30年近く放置された砂型(車体番号538番台)のレストア報告や、無改造のノーマル車の現存を示す投稿が見られます。模型業界では「K0(Kゼロ)の初期型『砂型モデル』」という呼び方が商品説明として定着し、プラモデルのカスタム仕様・入荷の告知が複数見つかりました。ホンダの関連施設(モビリティリゾートもてぎ内ホンダコレクションホール)は2025年3月1日〜6月29日、CB750FOURからCB750Fまでの系譜をたどる企画展「CB750Fへの道」を開催しました。海外では、スウェーデンの個人収集家が発売当時(1969年)のバイク雑誌に掲載された写真を紹介する例もありました。

最近の動き(2018年〜2026年)

  • 2018年10月・9月、2019年4月: Bonhamsが、1969年型のサンドキャスト仕様のCB750を複数回落札。価格は36,800ドル(バーバー・モーターポーツ・ミュージアム)、27,600ポンド(アレクサンドラ・パレス)、25,300ポンド(スプリング・スタッフォード)。
  • 2019年4月: Cycle World誌が「The First Superbike」を発表。
  • 2024年4月: 発売55年を機に、Ultimate Motorcyclingなどが振り返り記事を発表。
  • 2025年1〜3月: ホンダコレクションホールが企画展「CB750Fへの道」を告知・開催。
  • 2026年1月27〜31日: 米ラスベガスのMecumオークションで、1968年の試作車CB750が313,500ドルで落札され、日本車としてオークション史上最高額に。Hagertyなど複数の媒体が報じました。

いくらで買える?国内の落札と輸入の総額

国内(ヤフオク、2026年10月2日の自前観測)

  • 「CB750K0 純正 タンク」: 全91件、落札価格375円〜230,000円、中央値9,800円。
  • 「CB750K0 キャブレター」: 全239件のうち直近100件、770円〜356,400円、中央値2,800円(小物パーツが多数)。
  • 「CB750 砂型」: 全104件のうち直近100件、580円〜256,000円、中央値13,150円。砂型世代を指定した検索の中央値は、キャブレター単体の検索より高い傾向があります。
  • 完成車(車体)の落札は、過去約180日で1件(1,749,999円)のみ確認できました。個体の状態は不明で、相場として一般化はできません。

海外(セカイモン、2026年10月2日の自前観測。すべて米国発)

  • 「Honda CB750 K0」: 出品25件、即決価格58.00〜779.99ドル、中央値189.95ドル。
  • 「CB750 sandcast」: 出品25件、即決価格99.99〜1,350.00ドル、中央値274.98ドル。砂型世代を指定した検索は、一般検索より中央値が高い傾向です。
  • 「CB750 K0 parts」: 出品19件、即決価格10.00〜499.00ドル、中央値75.00ドル。
  • 「CB750 K0 tank」: 出品24件、即決価格40.00〜1,699.00ドル、中央値140.99ドル。

輸入すると総額はいくら?

米国発の中古OEM純正タンク(229ドル、米国内送料15ドル想定)を輸入すると、サイズ重量超過便が適用される前提でおよそ74,157円になります。米国発の中古キャブレターセット(680ドル、米国内送料15ドル想定)は、国際送料1万円の前提でおよそ136,690円になります(為替1ドル=150円、関税率0%で試算。実際の送料は梱包サイズで変わり、確認した値ではありません)。

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商品の価格と送料などを入れて、支払う総額の目安を計算します。

出品エリアと通貨

空欄なら目安の157.6円で計算し、±3%の幅をつけます。

商品

商品1

重さは、アメリカ・カナダの出品の国際送料の目安に使います(セカイモンの料金表の重さの区分に当てはめます)。

現地の消費税と現地配送保険料は、購入金額(課税対象額のもと)に入ります。アメリカの出品の現地の消費税は、落札するまで額が決まりません。空欄なら、幅の上限に商品価格の10%(セカイモンが入札時に仮に計算する率)を見込みます。かからないとわかっていれば0を入れてください。

わかれば入れる

入れると重さからの目安より優先します。イギリス・EUなどの出品は、商品ページで確かめて入れてください。

革製品・ニット・履物など簡易税率を使わない品目や、課税価格が20万円を超えるときに使います。

税のルールは到着予定日で切り替えます(既定は今日から21日後)。2028年4月1日以降に届く荷物は計算しません。

支払う総額の目安

商品の価格を入れると、総額の目安が出ます。

この金額は目安です。実際の関税・消費税は、通関の後にセカイモンから届く確定のお知らせで決まります。為替・送料・課税価格の扱いがわからない部分は、幅と「要確認」で示しています。燃油サーチャージは含んでいません。

個々のK0専用パーツ(タンク・キャブレター関連)であれば、国内のヤフオク(中央値2,800〜13,150円)のほうが、輸入の総額(タンクでおよそ74,157円、キャブレターセットでおよそ136,690円)より低くなりやすい傾向です。一方、海外の出品の中央値自体(75〜275ドル)は国内の中央値と大きく変わらない品目もあり、輸入の総額を上げているのは商品価格そのものより国際送料・手数料・消費税の積み上げです。完成車の海外からの輸入(通関・車両登録・保安基準)は、今回の試算の対象外です。

国内と海外、どちらで探す?

輸入した総額を計算

国内はヤフオクの中央値(タンク9,800円・キャブレター2,800円・砂型世代のパーツ13,150円)で、個々のパーツを狙う人に向きます。海外はセカイモンの中央値(CB750 K0全体189.95ドル・sandcast指定274.98ドル)で、国内にない色・部位を探す人に向きます。輸入総額の試算はタンクでおよそ74,157円、キャブレターセットでおよそ136,690円です(2026年10月2日の観測。比べ方は買い方の選び方)。

買う前に確かめたいこと

英語の検索語

探したいもの英語の検索語
K0全般Honda CB750 K0
サンドキャスト世代のパーツCB750 sandcast
K0・K1共通の部品CB750 K0 parts
K0の純正タンクCB750 K0 tank

「sandcast」表記は真贋の保証ではない

出品タイトルの「sandcast」「K0」は出品者の書き方です。当サイトはエンジン番号の通説を紹介していますが、個々の出品が本当にその番号帯かどうかは確かめていません。真贋・状態の判定は行いません。

送れない物

オイルが付いているかもしれない中古のエンジン部品・燃料タンクは危険品の扱いで、オイルを抜いてあっても芯に残ったオイルが原因で商品確認を通らないことが多いとされています。タンク・キャブレターの出品では、商品説明で燃料・オイルの状態を確認してください。輸入できるか心配な場合は、送れない物チェッカーや輸入可否問合せ機能で先に確かめられます。

完成車の輸入・車検

完成車(K0の車体そのもの)の海外からの輸入は、通関・車両登録・保安基準の仕組みが部品の輸入とは異なり、当サイトではまだ扱っていません(要確認)。国内・海外どちらで買うかの一般的な比べ方は買い方の選び方にまとめています。

よくある質問

K0とK1の違いは何ですか?

エンジン番号CB750E-1007414までが砂型(サンドキャスト)のケースという通説があり、これがK0とK1以降を分ける目安です。ただし正確な番号帯は資料によって分かれます。K1は足つき性とスロットル操作の重さを改善した仕様変更も受けています。

K0は本当に砂型(サンドキャスト)なのですか?

K0の一部(エンジン番号CB750E-1007414までとされる個体)が砂型鋳造のクランクケースを使っていた、という通説は複数の資料で一致しています。ただし「サンドキャストと呼べるか」は、エンジン番号だけでなく、タンクやサイドカバーなど複数の専用パーツが揃っているかで判断するという考え方もあります。

K0の値段はどのくらいですか?

国内のヤフオクでは、タンクの中央値が9,800円、キャブレターが2,800円、砂型世代のパーツが13,150円でした(2026年10月2日の観測)。海外(セカイモン)では、K0全般の中央値が189.95ドル、sandcast指定で274.98ドルでした。完成車は国内で1件(1,749,999円)しか確認できていません。

K0の車体番号(フレーム番号)はどこで見ればいいですか?

フレームネック(ハンドルの付け根)の刻印とVINプレートで確認しますが、国によってプレートの位置や内容が違う、フレーム番号とエンジン番号は意図的に一致させていない、という報告があります。1つの資料だけで番号を確定させない方が無難です。

最後に

量産K0は2018〜2019年のBonhamsで36,800ドルや2万5千〜2万7千ポンド台で落札されていますが、2026年1月には量産前の試作車1台が313,500ドルで落札されました。同じ「1960年代のCB750」という言葉でも、試作車と量産K0、さらにサンドキャストとダイキャストでは、評価額が一桁近く変わります。

この記事を書いた人

型番さがしの人

海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。

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