最終確認 資料3件
車パーツケントとクロスフローの違いは吸排気の配置で分かる|ブロック刻印の見分け方
この記事でわかること
- ケントとクロスフローの違いは、吸気と排気の配置です。 旧ケントは同じ側、1967年のクロスフロー化以降はヘッドの両側に分かれます。→見分け方
- 「クロスフロー」はニックネームで、正式名は今もケントです。 名前の由来は、フォードの技師がケント州に住んでいたという説が伝えられています。
- 1970年のブロック変更で、ケースの壁が厚くなりました。 A711(1.3L用)・A711M(1.6L用)という新しいブロックが導入されたと伝えられています。
このページは、フォードのケント(クロスフロー)エンジンの世代を見分けるための手引きです。部品が合うかどうかの最終判断、本物かどうかの判定はしません。
世代を決めて、海外の出品を探す
旧ケント(1959〜1966年)
吸気・排気が同じ側
英語の検索語
Ford Kent engine non-crossflow partsクロスフロー(1967年〜)
吸気・排気がヘッドの両側
英語の検索語
Ford Crossflow engine partsA711/A711Mブロック(1970年〜)
厚肉化されたブロック
英語の検索語
Ford Kent A711 A711M block parts
国内なら中古パーツ店・ヤフオクでも探せます(比べ方は買い方の選び方)。
目次
ケント(クロスフロー)はどんなエンジン?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 系列 | プッシュロッド・直列4気筒・2バルブ/気筒 |
| 発売 | 1959年(フォード・アングリア用) |
| クロスフロー化 | 1967年(1.6L版から) |
| 生産期間 | 1959〜2002年(量産車向け) |
| ブロック/ヘッド | 鋳鉄ブロック・鋳鉄ヘッド |
ケントエンジンは1959年、フォード・アングリア用に1.0L・39bhpで登場しました。鋳鉄ブロック・ヘッド、3つのメインベアリング、非クロスフロー(吸排気が同じ側)のヘッドを持つ、シンプルなプッシュロッド設計でした。
いつ変わった? 1959年の登場から1967年のクロスフロー化まで
1967年、最も重要な変更が加わりました。1.6Lのクロスフロー版が登場し、吸気と排気の通り道がヘッドの反対側に分かれるクロスフロー型のシリンダーヘッドが採用され、「クロスフロー」の名前はこの構造から付いたとされています。
1970年には、新しいブロックが導入されました。1,298cc用のA711、1,599cc用のA711Mで、ブロックの壁が厚くなり、メインベアリングキャップが角型になり、カムフォロワーの直径とカムロブの幅が大きくなったとされています。A711Mはさらにデッキハイトが7/16インチ(約11mm)高く、ヘッドの形状もフラットに戻されました。
クロスフローはコルティナ・カプリ・初代・2代目エスコート・米国向けフォード・ピント(1971〜1973年のみ)に搭載され、南アフリカでは1.6LのコルティナMkII〜MkVやシエラにも使われました。
DOHCのコスワース版(BDA・ターボのBDT)も、このブロックから発展し、FIAの多くのカテゴリーで使われたとされています。1980年代以降はスペイン製の「バレンシア」という名称のクロスフロー版がフィエスタ・MK3エスコートに使われ、2002年まで生産が続いたとされています。
ケントとクロスフローはどこで見分ける?
ヘッドを見れば分かります。旧ケントは吸気・排気が同じ側、クロスフローは両側に分かれています。
ブロックの刻印も手がかりです。1970年以降のA711・A711Mブロックは、厚肉化・角型メインベアリングキャップなどの特徴があります。
海外の持ち主は何を見ている?
Footman James・Silodromeなどのクラシックカー専門メディアが、クロスフローエンジンの開発経緯をまとめた記事を公開しています。本ページの執筆時点(2026年10月)で確認できた記事は2件で、フォーラム・X(旧Twitter)での件数集計はまだ実施していません。
いくらで買える?(観測はまだ実施していません)
このエンジン系列について、国内の落札相場・海外の出品価格帯の自前の観測は、本ページの公開時点ではまだ実施していません。観測ができたら、調べ方(検索語・対象期間・件数)と日付を明記して追記します。
買う前に確かめたいこと
- クロスフローか旧ケントかをヘッドの形状で確認する。 吸排気の配置で見分けられます。
- ブロックの刻印(A711・A711Mなど)を確認する。 排気量・デッキハイトが異なります。
- コスワースDOHC版(BDA・BDT)と混同しない。 ブロックは共通でも、ヘッドが全く異なる設計です。
- 送れない物・関税については海外通販で送れない物一覧・関税・消費税の目安を確認してください。
国内と海外、どちらで探す?
旧ケント(1959〜1966年)
吸気・排気が同じ側
英語の検索語
Ford Kent engine non-crossflow partsクロスフロー(1967年〜)
吸気・排気がヘッドの両側
英語の検索語
Ford Crossflow engine partsA711/A711Mブロック(1970年〜)
厚肉化されたブロック
英語の検索語
Ford Kent A711 A711M block parts
国内の中古パーツ店・ヤフオクでも部品は探せます。世代・ブロックの刻印が分かっているなら、国内の専門店で適合を確認する方法もあります(比べ方は買い方の選び方)。
よくある質問
「クロスフロー」はなぜそう呼ばれますか? 吸気と排気がヘッドの両側(反対側)に分かれて流れる構造のためとされています。
ケント(クロスフロー)はいつまで生産されましたか? 量産車向けは2002年まで、ブラジルでは産業用(VSG-411・VSG-413)として今も限定的に生産されているとされています。
コスワースBDAはケントと関係がありますか? はい。ケントのブロックをベースにしたDOHC版で、FIAの多くのカテゴリーで使われた競技用エンジンに発展したとされています。
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
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