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時計海外向けセイコー・カシオの中身は文字盤と裏ぶたの番号で分かる|SKX007・DW-5600など7本
この記事でわかること
- 海外向けの国産腕時計の中身は、番号で絞れます。 セイコーは文字盤や仕様の表のムーブメントの番号(7S26・4R36)、カシオは裏ぶたに刻まれたモジュールの番号(F-91W なら593)です。カシオの取扱説明書は、このモジュールの番号で引けます。→7本の早見表・番号の見つけ方
- 海外の品番と国内の品番が別の型もあります。 セイコーの「5スポーツ SKX series」は、海外のサイトの SRPD55 と日本のサイトの SBSA005 で、ムーブメント・大きさ・重さの数値が同じです。→国内版と海外版の違い
- 英語の資料と公式の数字が食い違うことがあります。 DW-5600UE の電池寿命は、カシオの日本の公式ページと取扱説明書では約5年、英語版Wikipediaでは7年です。数字はメーカーの資料で確かめます。
この記事は、型番と中身を調べるための手引きです。本物かどうか・状態・値段の判断はしません。
海外の出品を見ていると、「SKX007」「DW-5600E-1V」のように、日本の店ではあまり見ない品番の国産の時計がよく並んでいます。そこで、セイコーとカシオの7本について、何の型で中に何が入っているかを、メーカーの取扱説明書と製品ページで確かめて1つの表にしてみました。
型番ごとの詳しいページ
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- セイコー SKX007の写真:Ashley Pomeroy(一部を切り出し)CC BY-SA 4.0元のページ
- カシオ DW-5600の写真:Simon Le Bon(加工 Pittigrilli)パブリックドメイン(撮影者が権利を放棄)元のページ
この表はどう読む?(品番・ムーブメントの番号・国内版)
- 品番と、ムーブメントの番号は別のものです。 品番は「SKX007」「DW-5600E」のような時計の名前です。ムーブメントの番号は「7S26」「3229」のような、中の機械の番号です。同じムーブメントを、いくつもの品番の時計が使います。
- カシオはモジュール、セイコーはキャリバーと呼びます。 カシオの取扱説明書は「モジュール 3229」のように番号で分かれています。セイコーの製品ページは「Caliber Number 4R36」「キャリバーNo 4R36」と書きます。
- 表のセルは、確かめられた値だけです。 メーカーの資料で確かめた値は「確定」、独立した資料で一致した値は「通説」です。持ち主のブログや販売店の解説だけで一致した値は「コレクターの間の説」と出ます。確かめられない欄は「—」です。
- カシオの3本(F-91W・A168WA・AE-1200WH)は、海外向けの英語の公式サイトの保存版で確かめました。 日本で同じ品番が売られているかは、今回は確かめていません。
海外向けの国産腕時計は何がある? セイコーとカシオの7本
型番の下のリンクから、その型番のページで分かることを読めます。
確度の札(意味は表の下):確定通説コレクターの間の説
| 型番 | 何の型番か | ムーブメント・モジュールの番号 | 主な仕様(防水・電池・精度・大きさ) | 国内での扱い・国内版との違い | 探す |
|---|---|---|---|---|---|
| セイコーの自動巻きのダイバーズ。海外向けの型番で、日本では並行輸入で出回ったコレクターの間の説 | 7S26(自動巻き。手で巻く機能は無い。21石、毎時21,600振動)通説 | 200m防水、ケースの径は約42mm(時計の雑誌は42.5mm)通説 | 2019年、セイコーは国内と海外で「5スポーツ」を出し直した。いまの5スポーツには「SKX series」の名の型番がある(海外 SRPD55、国内 SBSA005 など)確定 | 海外の出品を見る英語の検索語 Seiko SKX007 | |
| セイコー 5スポーツの「SKX series」の1本。SRPD55はグローバルの英語サイトの品番、SBSA005は日本のサイトの品番確定 | 4R36(自動巻き・手巻き付き。24石、駆動は約41時間、毎時21,600振動)確定 | 10気圧防水、径42.5mm・厚さ13.4mm、重さ170.0g確定 | 国内の SBSA005 は、ムーブメント・大きさ・重さの数値が SRPD55 と同じ。メーカー希望小売価格は税込45,100円(2026年10月1日の公式ページ)確定 | 海外の出品を見る英語の検索語 Seiko SRPD55 | |
| G-SHOCKの角型の長く売られている型。1983年の初代の流れをくむ確定 | モジュール3229(2010年に1545から替わったとされる)通説 | 20気圧防水、電池はCR2016で寿命は約2年、平均月差±15秒、48.9×42.8×13.4mm・53g確定 | カシオの日本の通販の品番は DW-5600E-1。海外の雑誌の記事は DW-5600E-1V と書く確定 | 海外の出品を見る英語の検索語 Casio DW-5600E-1V | |
| DW-5600のライトを、液晶全体を照らすLEDにした型確定 | モジュール3525確定 | 20気圧防水、電池寿命は約5年、平均月差±15秒、48.9×42.8×13.4mm・52g確定 | 日本の発売は2023年12月、メーカー希望小売価格は税込14,300円(公式ページの2025年1月17日の保存版)確定 | 海外の出品を見る英語の検索語 Casio DW-5600UE | |
カシオ F-91W-1 ほかの事実(1)
| カシオの樹脂のケースとバンドのデジタル腕時計確定 | モジュール593(裏ぶたに番号が刻まれている)確定 | 電池はCR2016で寿命は約7年、平均月差±30秒確定 | 資料で確かめられていません | 海外の出品を見る英語の検索語 Casio F-91W |
カシオ A168WA-1 ほかの事実(1)
| カシオの金属のバンドのデジタル腕時計(ライトはEL)確定 | モジュール3298確定 | 電池はCR2016で寿命は約7年、平均月差±30秒確定 | 資料で確かめられていません | 海外の出品を見る英語の検索語 Casio A168WA |
カシオ AE-1200WH-1AV ほかの事実(2)
| カシオのワールドタイム付きのデジタル腕時計確定 | モジュール3299確定 | 100m防水、電池はCR2025で寿命は約10年、平均月差±30秒確定 | 資料で確かめられていません | 海外の出品を見る英語の検索語 Casio AE-1200WH |
確定=公的機関・規格団体・メーカーなどの出典で確かめた事実。通説=独立した複数の資料で一致している説(コレクターの資料だけによるものは「コレクターの間の説」)。「—」=資料で確かめられていない項目です。推測では埋めていません。
- セイコー SKX007の写真:Ashley Pomeroy(一部を切り出し)CC BY-SA 4.0元のページ
- カシオ G-SHOCK DW-5600E(海外 DW-5600E-1V・国内 DW-5600E-1)の写真:Simon Le Bon(加工 Pittigrilli)パブリックドメイン(撮影者が権利を放棄)元のページ
表の出典の格は、ページ下の出典一覧にあります。セイコーとカシオの製品ページ・取扱説明書・通販サイトはA級、Wikipedia と時計の雑誌サイトはB級、販売店や持ち主のブログ・愛好家のデータベースはC級です。
手元の1本の中身は、どこを見れば分かる?
番号は、セイコーなら文字盤や仕様の表、カシオなら裏ぶたで見つかります。見つけた番号でメーカーの取扱説明書を引けば、精度や電池の数字まで確かめられます。
セイコー:文字盤の下の縁と、仕様の表の「キャリバー」
- 文字盤の6時の下の縁に、小さな数字が印刷された型があります。 この記事の写真の SKX007 は、6時の目盛りの下に「7S26-0020」と読めます。前半の「7S26」がムーブメントの番号です。
- 今の型は、製品ページの仕様の表に書いてあります。 SRPD55 と SBSA005 の表には、どちらも「4R36」とあります。
- 7S26 は、リューズで巻けません。 セイコーの取扱説明書は、同じ冊子の 4205 などを「自動巻(手巻付)」、7S25・7S26・7S36 を「自動巻」と分けて書いています。後の 4R36 は「自動巻(手巻つき)」です。止まった SKX007 を動かすには、腕に着けるか、数回振ります。
カシオ:裏ぶたのモジュールの番号で、取扱説明書を引く
- カシオの取扱説明書は、モジュールの番号で分かれています。 たとえば「取扱説明書番号 3229」は、モジュール 3229・3421・3489 の説明書です。
- F-91W は、裏ぶたに「593」が刻まれています。 英語版Wikipediaがそう書き、カシオの英語のサイトも F-91W-1 の説明書を 593 番にしています。
- 番号が分かれば、カシオのお客様サポートのサイトで説明書の PDF を開けます。 説明書の終わりの「製品仕様」に、精度・電池・電池寿命があります。
出品の題に品番が書いていないときは、裏ぶたや文字盤の写真で番号を探してみてください。番号から説明書を引くと、電池の種類まで分かります。
国内版と海外版はどう違う?
いちばんはっきりした違いは品番です。同じ数値の仕様の時計に、国内と海外で別の品番が付く例があります。
セイコー 5スポーツ:SRPD55 と SBSA005
- 2019年の出し直しから、国内と海外で同時に売られています。 セイコーは2019年8月7日の発表で、5スポーツを「グローバル市場に向けて展開する」ブランドとし、全15機種を国内と海外で9月7日に出すとしました。
- SRPD55 と SBSA005 は、仕様の数値が同じです。 どちらも「SKX series」で、ムーブメントは 4R36、径42.5mm・厚さ13.4mm・重さ170.0g、10気圧防水です。
- 国内版の SBSA005 は、日本のサイトに税込45,100円とあります(2026年10月1日)。
SKX007:海外向けの型番
- SKX007 は海外向けの型番で、日本では並行輸入で出回ったと、販売店と持ち主のブログが書いています。メーカーの資料では確かめられませんでした。
- 品番の末尾の「J」は日本製、「K」は海外製とする持ち主のブログが1件あります(報告)。メーカーの資料では確かめていません。
- 1996年ごろに出て、2019年ごろに作られなくなったとする記事がありますが、どちらもメーカーの発表は見つかりませんでした。廃番かどうかは資料で分かれていて、2020年2月に在庫が戻ったことから廃番ではないと見た個人ブログもあります。
G-SHOCK DW-5600E:DW-5600E-1 と DW-5600E-1V
- カシオの日本の通販では DW-5600E-1、海外の雑誌の記事では DW-5600E-1V です。 日本の通販の品番は末尾に「V」がありません。末尾の記号の意味は、カシオの資料で確かめられませんでした。
- 中のモジュールは 3229 とする資料がそろっています。 英語版Wikipediaは、2010年に 1545 から 3229 に替わり、自動のカレンダーが2099年までになったとしています。
DW-5600UE:資料で数字が食い違う
| 項目 | カシオの日本の公式ページ・取扱説明書 | 英語版Wikipedia |
|---|---|---|
| 出た時期 | 発売年月 2023年12月(日本) | 2023年11月 |
| 電池寿命 | 約5年 | 7年 |
出た時期は、日本と海外で違った可能性があります(推測)。電池寿命は、メーカーの約5年で考えます。
保証書は、海外で買った物でも使えることがある
セイコーは、海外で買った製品でも、現地で出された正規の保証書が付いていれば、保証期間内は日本でアフターサービスを受けられるとしています。中古の出品では保証書が付いていないことが多いので、保証の扱いは時計のページの保証書の節で確かめてください。
海外の出品で探す前に確かめたいこと
国内で同じ仕様の時計が手に入るなら、国内のほうが合う場合があります。SBSA005・DW-5600E-1・DW-5600UE-1 は、日本の公式サイトや通販に品番と価格が出ています。
- 海外で探す意味があるのは、日本の品番が無い型を探すときです。 SKX007 のような海外向けの型番を探すときです。表の行の「海外の出品を見る」から、品番で探せます。
- 品番が題に無い出品は、写真で番号を探します。 番号が読めない出品は、中身を確かめられません。本物かどうか・動くかどうかは、このブログでは判断しません。
- 関税・消費税・電池・電波の決まりは、時計のページにまとめています。 時計の関税と消費税、電池の扱い、電波時計の受信、スマホ連携の技適マークは、時計のページと送れない物の一覧で確かめてください。
この記事で扱わないこと
- 本物かどうか、状態、値段の判断
- 品番の末尾の記号(K・J・V・DF など)の公式の意味(メーカーの資料で確かめられたら追記します)
- SKX007 の発売と生産終了の正確な時期(資料で分かれる)
このブログは、セイコーウオッチ・カシオ計算機とは関係のない非公式のブログです。ブランド名や品番は、説明のために文字で書いています。
いちばん意外だったのは、同じ「SKX series」の時計が、海外では SRPD55、日本では SBSA005 と、別の品番で同じ数値の仕様だったことです。品番が違っても、まずムーブメントの番号を比べてみてください。
この記事を書いた人
型番さがしの人
海外通販でマニアックな品を探すときの型番と総額を、規格書や海外の資料で調べて書いています。品物を買って試した話ではなく、資料で確かめたことを書いています。
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